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2015年5月18日 (月)

テレビの薄型化と音の関係 続き

愛用してきていた37型の旧型機だったが、地デジユニットの騒音が大きくなりすぎ、買換をすることにしたのだが、いざ届いて設置してみると、余りの音のひどさに失望する日々が暫く続いて・・・という話の続きである。

色々とウェブでも調べ、また私の家にある他の何台かのテレビ(全てアクオス)をよくよく観察してみると、亀山製であるか否かとは別に、どうも、額縁部が薄く細くなっていった結果、スピーカーを前面に配置しづらくなり、後ろ向きに配置した結果、モゴモゴした音しか出せなくなったということもあるようだ。
アクオスだけでなく、最近の薄型テレビについて各社製とも同様な問題があるようで、かなり評判が悪いのだ。

結果として、オーディオ用のアクティブスピーカーなる製品のカテゴリーが市場を形成しつつあるようなのだが、メーカーによって商品名も形状も色々とあるようで、

  1. 棒状のものでテレビの前に設置するもの
  2. 薄い台状のものでテレビの下に敷くもの
  3. テレビラックに組み込んだもの。当然ラックごと丸々という形態
  4. 上記とは全く別に、PC用のアクティブスピーカーをそのまま使う人(場合)もある

暫く迷ったが、音楽番組がそのまま視聴するには耐えがたいレベルでしかなかったことに加え、バラエティなどを含むトーク番組で複数の人がしゃべり出すと、誰が何を言っているのか分からなくなるという「解像度」の悪さもあることが分かってきた。聞いているうちに頭痛を覚えるほどなのである。
これではテレビの前に座ることが苦痛でしなかくなってしまう。

このため、余計なカネはかけたくなかったのだが、私にとっての現実解として、上記2のタイプのものを使うことにした。価格もピンキリだったが、「安物買いの銭失い」を避けたかったので、このタイプとしては僅かだけど張り込んだクラスのものにした。まあ、未だに健在なるオーディオメーカーですな。
本当はテレビメーカーごとに自社のテレビに対してベストマッチングな音を出すようにしているはずなので、これもアクオスが選択肢の第一だったのだが、上記の4のタイプ(ラック)しか用意されていない。愛称は「アクオスオーディオ」。

一体何を考えているのか。今さらラックから買う人なんていないっての。しかも取説がひどくて、かなり読み込まないと、アクオスオーディオしか使えないようにしか読めないのである。ARC対応の色々なメーカーのものが使えるという説明は全く載っていない。
そのくせ、外付けHDDへの録画・再生について相当なページを費やしている。こんなもの要るのか? 録画したい人はレコーダを買うのではないか?

肝腎な説明が抜けている。だから、デノンの本機に決めて接続するまでは、ヒヤヒヤの連続だったのだ。
しかも、接続当初、「これはやはり繋げないのか?」と絶望しかけたことがあった。つないだ途端にデノン機からとんでもない大雑音が発生したのだ。これは遂にダメかと思い、念のためにコードをシッカリ繋ぎ直したら、アッサリ改善。

無事に音が出るようになり、これでかなり改善された。

アクオスからの音声出力はARC(オーディオ・リターン・チャンネル。HDMIからオーディオの出力を返すもの)とイヤホンジャック(ステレオ)しかない。
一方の、デノンのスピーカーベースは色々な入力端子が備えられているが、ARCに対応していない。少し前の規格なのだろうか。
ARCの方が良い結果が得られそうだったが、こんなわけで、やむなくイヤホンジャックでの接続となった。それでも、効果は思いの他、テキメンだった。
とにかく、音が前面から出てくるというだけで、どれほど自然に聞け、どれほどストレスがないか、改めて実感したのである。

こうなると、オーディオについて少しは詳しい身としては、欲が出てくる。
イヤホンジャック用のコードである。
デノンの付属品で接続してそれなりの効果もあったわけだが、オーディオテクニカの製品に繋ぎ変えてみることにした。
まずは下記の中、「ベーシック」というクラスのもので・・・。

これが、凄いのである。コード1本で音がガラッと変わることは知っているし経験もしているのだが、まさかイヤホンジャックから取る音でこんなに変わるとは想像していなかったのだ。イヤホンジャックの音声回路なんて、碌なものではないと思っていたし、現に音の余りにプアなテレビの音声回路である。それが、マサカの大改善。

ここに至って、初めてある程度満足できるレベルに戻った。もちろん、旧機の37型よりは堕ちる。

尚、ついでにオーディオテクニカ製で「ファイン」というレベルのものも試みたが、これは「ベーシック」と殆ど変わらない。

しかしまあ、余分に2万円以上かかってしまい、高くついてしまった。
ただでさえオーディオ関係の配線のし直しを要したのでコード類に費用がかかったのだが、テレビでこんなに費用と時間がかかるとは思ってもいないので、かなり厳しかった。

・・・って、そもそも幾らコストダウンが必要だからといって、また額縁を薄くしていかないと競争に勝てないからといって、音を、聞きがたいまでにプアにしてはいかんだろ! 
限られた成約の中で作り込んで行くものでしょ。
そうした作り込みができるのは、国内で生産した場合に限られるのは、分かりきっていることでしょ。
テレビは、昔、「絵が見えるテレビ」と言った。音と映像があって初めて「テレビ」なのだ。

しかも、取説の説明、ARC対応のラインナップのいい加減なこと。

こんなことをしているから、テレビで世の中を席巻したことがありながら、結果的に競争に惨敗し、また同様なことを繰り返して再度のリストラに結びつくことになり、存続の危機にまでつながってしまうこととなったのだ。
生産過剰だけでなく、商品力の絶望的な低下が、この会社の真の病なのだと私は考えている。

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