題名のない音楽会 2015年5月3日
テーマは「佐渡裕ウィーン案内(1)名所に名曲あり」。
何でも、ことし佐渡が「ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団」の音楽監督に就任するとかで、その記念として始める企画だそうだ。
ちなみに、今年はウィーン市内の「リング通り」が完成して150年。またより歴史的に影響のあったのは「ウィーン会議」から200年という節目にあたるらしい。
「ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団」なんて聞いたことないなあ、と思っていたが、番組内で「楽友協会大ホール(ウィーンフィルがニューイヤーコンサートをやる場所)」を本拠地にすると言っていたので、それなりの格式はあるのだろうか。
ともあれ、佐渡は益々忙しくなり、国内ではPACなどの面倒を見なければならないだろうし、題名のない音楽会の司会をどこまで続けてくれるのか少し不安でもある。
この「佐渡裕ウィーン案内」も、今回が(1)で来週はその「(2)」ではなく別の企画だそうだから、少し手抜きをして永く使って行こうという感じがしないでもない。
4曲演奏されたが、幸田浩子の歌唱がさいたものが2曲。それは何れもドイツ語で歌われた。変な和訳をしないのが正解だ。
中でも「春の声」が絶品で、私がこれまでベストとしてきた、カラヤン指揮で1987年のニューイヤーコンサートでキャサリン・バトルとやった演奏と並ぶ、または超えるかも知れない。2枚並べておく。カラヤン盤は新品の入手は困難かも知れない。幸田浩子についているオケはウィーンフォルクスオーパーなので、佐渡が音楽監督に就任するオケよりも、少なくとも名前は知られているというものだ。
企画よし演奏よしで、評点は5.
私が日本で一番好きで演奏も評価しているのは森麻季だが、幸田浩子の歌っているときの表情がすごく良く、ファンになってしまいそうだ。
ただ、番組の内容とはあまり関係ないのだが、こうした番組を普通に視聴するのにも、テレビの音が余りにも貧弱であると思うに至ったのだ。
これついては続きを。
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