題名のない音楽会 2015年3月15日
「限界を超えて生まれる音!クラシック界最強の4人組」
国内主要オケの首席や首席級のメンバーによって結成された弦楽四重奏団(以下、SQと記す)という「モルゴーア・クァルテット」が登場。
まず、ヘビメタをSQでやるというので、ドンナもんかいナと身構えたのだが、意外に面白かった。身構えたというのは、私は、このジャンルには全く馴染みがないし馴染みたいとも思わないし、ただ喧しいだけで音楽なんかではないと思っているからだ。
ヘビメタの曲だというのだが、クラシックの新曲とも言えそうな仕上がり。
次に、山下洋輔との共演で、弦楽五重奏の形態となり、山下のオリジナル曲。
これは、山下の出番が圧倒的に多く、彼の健在ぶりをアピールしたが、SQ側の出番が相対的に少なく、やや物足りない感じ。
ここまで進んで、元々このSQは、ショスタコーヴィチの弦楽死重奏曲を15曲全部演奏しようと結成されたものだとの紹介があった。
そうなると、ヘビメタの曲がクラシック音楽の新曲のように聴こえたというのもよく分かる。
そして、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第3番の第3楽章をSQのメンバーで。
これは名演だった。
実は、「題なし」の中の「ショスタコーヴィチ論」で、論ずるジャンルをもっと増やして欲しいというリクエストをして下さっている読者の方々がおられる。一通りは聴いてみたのだが、何分ベートーヴェン以降のこの分野の曲に殆ど馴染んでこなかったものだから、評論する用語を余り持ち合わせていないので、そのままになってているという経緯があるのだ。
書けるようななるかどうか自信はないが、このSQで聴き直して見るのは試みてもよいかも知れない、と思った。
企画・演奏とも良し、で、評点5。
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