題名のない音楽会 2014年9月
9月7日 第24回出光音楽賞受賞者ガラコンサート
記憶によれば、初めてこの賞が設けられた頃、確か見ていたはずだ。もう24回にもなるのだ。継続してこの賞を続けてきたことも、出光の気概・見識として高く評価し、感謝したい。
ヴァイオリンの成田達輝は、やや正確さに欠ける気がした。スケールは大きい。
同じくヴァイオリンの小林美樹は、音楽的には成田より上か。演奏したのはコルンゴルドの協奏曲で、私は初めて聴いた。中々面白い曲。
作曲の挾間美帆。これまでにも何回かこの番組に出ていて、当初から私が高く評価し注目していた人。池辺晋一郎がオーケストレーションの巧さを絶賛。むべなるかな。
評点5。
9月14日 名曲百選(22) チャイコフスキー交響曲第6番〈悲愴〉
「勝ち得た栄光を振り返るのが第3楽章で、本当はこんな気持ち・・・というのが最終楽章だ」などという余計な解釈を青島が述べた。ただ、第1楽章冒頭の音型は、ベートーヴェンの「悲愴」へのオマージュだと言っていて、これは私も気が付かなかった。なるほど、そうもとれるな。であるからこそ「悲愴」という愛称をチャイコフスキー自身が選んだ理由にもなりそうだ。
ただ、第1楽章については、有名なこのメロディーが、第4楽章の主題と深く関わっている(と私は思っている)点にも触れて欲しかった。
http://tkdainashi.music.coocan.jp/tschaikowsky/tchaiko_sym6_1stMvt_2ndtheme.mp3
あと、オーケストラのPAC。以前聴いたときよりもレベルが向上しているように思った。
企画と演奏は良かったが、要らん解釈があり、マイナス1.評点は4.
9月21日 なんてったってトロンボーン
実はメモが見当たらない。紛失したのか、そもそも書かなかったのか。
2人のオケメンバーと1人のジャズトロンボーン奏者が佐渡を囲んで色々と愉快なエピソードを語り合ったと記憶する。ちなみに私の学校時代、トロンボーンを担当していたことがある。それだけに親しみを持っている楽器である。評点5。
9月28日 1000人で奏でる吹奏楽ポップス~岩井直溥名曲ベスト5
岩井直溥って天才やなあと感じ入った回だった。編曲が2曲と自作が2曲。吹奏楽曲として発表すると、演奏機会も増えるだろう・・・・少なくとも、オケの新曲に比べて。流行曲の作曲家には比べるまでもないだろうが、それなりに儲かっているのだろう。
しかし、会場まで巻き込んで演奏するのは止めるべきだ。それは、耳元で大音量の楽器を聞かされることになって、耳に害があるだけだ。多分自分が会場にいたら、恐怖を感じるはずだ。このため、企画は良いが評点は3.5に留める。
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