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2014年6月29日 (日)

DTMによるmp3制作放浪記

元々は、マーラーの交響曲に関する記事に譜例を追加したい、という処から始まった。

順序通り、交響曲第1番からということで、さて何で譜例を作成するかということで、色々とウェブであたっていると、楽譜専用のフォントが配布されていたり、手書であれば写譜用のペンなども売られている。何れも試してはみたが、どうにもキレイな仕上がりにはならない。

そこで、これも無償配布されているFinale Note Padなるものを見つけ、それで書くと中々いい。
しかし、このFinale Note Padに演奏機能がついていると分かり、ついでに演奏もさせてみると、余りにもプアな音なのでガッカリした。1つの楽器のメロディーだけで、これではマーラーの豊かなサウンドを伝えたり論じたりすることは到底不可能だと分かった。

それで、Finale Note Padの上位ソフトはPrintMusicだと知ったので迷わず購入。
それなりの音が出るので、記事に次々に埋め込んで行ったのである。

しかし、中期以降の曲となるとスコアの段数がやたら多くなり、PrintMusicでは段数に制限があって、どうしようかと悩んでいたとき、finaleを紹介するページで幾つかのデモ曲を演奏しているのを聴くと、余りに素晴らしいので驚き、殆ど衝動買いに近い状態で手許に置くこととした。

やり出すと面白くなり、他の作曲家についても作成したくなり、やがて専用のmp3収蔵庫を持つこととなった。「題なし音蔵館」がそれである。

元々オーケストラスコアは何冊か持っていて、それが役に立つことともなった。

ただ、演奏させると音量が小さめであるのが大きな欠点。

そこで、一念発起し、少しでも大きめの音になるように修正していった。
また、ホルンとトランペットを中心に、移調設定を間違って入力してあったので、併せて訂正。全ての作曲家の全ての演奏例を見なおし、現在の状態に辿り着いた。
奇しくも、Macでパソコンを始めた頃にDTMをやっていて、それがチャイコフスキーの「くるみ割り人形」。で、新たに、既に記事化したものにmp3を埋め込むこととした始まりがマーラーで、とくに第1番。

ここで、上記のページに行くのが面倒な方が殆どだと思うので、第1番の第4楽章の第2主題を。恥ずかしながら、私がかつて、青春時代に何度も何度も泣きながら聴いた部分である。これが単旋律では殆ど何も伝えることができないと思い、finaleに辿り着いた次第だ。

http://tkdainashi.music.coocan.jp/mahler/mahler_sym1_4thMvt_2nd.mp3

ただ、修正し続けていると、とうしても、作成時期によって音量なども変わっていっしまうのには困った。また、修正しても次々に手を入れたくなる箇所が出てきたりする。キリがない。
従って、マーラーを再修正した時点で、一旦キリとした。

結論として、DTMをやるなら、初めから本格的なものを導入されることをオススメする。
finaleの最新バージョンを紹介しておきたい。併せて、このfinale、ちょっと詳しい参考書がないと中々使いこなせないので、参考書も。

プロも使うソフトとしては、イラストレータやフォトショップほどは高くないと思う(安くもないけど)。

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