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2014年3月20日 (木)

休載経緯ご報告(3) 移調楽器の設定

移調楽器の設定と言っても、デフォルトで用意されている調の楽器を、デフォルトで用意されている調で演奏させる場合は、何の問題も発生しない。

B♭管のクラリネットを、B♭の調のまま使用する場合などである。
曲の調がB♭であれば調号は付かない。曲の調がCであれば、♯2個の調号が付く。
この辺りは簡単な法則というかルールを理解していれば、何でもないことなのだが、移調楽器の説明をしている参考書などで、意外と触れているものが少ないのも実情だ。というより、なにやら複雑怪奇な説明が横行している。
実際に、あとで説明する事項を調べるために、移調楽器の解説書を何冊かあたる機会があったのだが、役に立ったものは皆無だった。

吹奏楽をやったことのある人ならご承知のことだが、「C調を基点に考えて、♭が1個の調の楽器には、♯が1個余分に付く。♭が2個の調の楽器には♯が2個余分に付く。以下同じ」ということなのだ。理由も簡単なことなのだが、要は♭の調の楽器の場合、その調の♭の数と同じだけ、♯が付くと言うこと。♯の調の移調楽器の場合は、その逆。

言い替えれば、♭をマイナス、♯をプラスと考えて、ある調の移調楽器の譜面は、プラマイゼロになるように記載されるということなのだ。

で、finaleだけではないのだろうが、現在のDTMソフトの場合は、最初の楽譜を設定する際に、移調楽器は移調楽器として適切に処理してくれる。一々「この楽器の調はB♭だから、♯を2個余分に付けて・・・」などと考えながら設定する必要はない。
B♭の調の楽器であれば、C調の曲なら♯を2個付けた形で自動的に設定してくれる。

逆に、移調楽器が正しく設定されたか(勘違いで別の楽器を指定したりしていないか)を確認する役割も果たしてくれる、ということでもある。B♭管のクラリネットを指定したつもりが、C管のクラリネットを指定してしまっていると、調号がフルートやオーボエなどと変わらないので(フルートやオーボエは、通常、移調楽器として扱われることはないので)、すぐに分かるわけである。

そんなわけで、デフォルト設定されている調の楽器をそのまま使用する場合は、何の問題もないこととなる。
クラリネットであれば、通常のB♭管の他にC管も用意されているので、かなりの範囲に対応できる。
しかし、ホルンはF管しかない。トランペットはB♭管しかない。
であるのに、E管のホルンだとか、F管のトランペットが指定されてている曲が結構あるのだ。これをどう扱うのか。

実は、他の調に「変身?」させて使うことのできる機能がある。それを使うと幅広い調の移調楽器が使えるのである。
「スコア・マネージャ-」を開いて、設定したい楽器(=五線)を選択し、「移調楽器」欄をクリックする。すると調のリストが表示されるので、そこから移調設定を選択すればよい。

ただ、まず基本的なことだが、私が当初理解し辛かったのが、B♭管から何度移調して・・・などと考えるのではなく、ストレートに、何調にするという設定をすることである。
元の楽器が何調の楽器で、そこから何度移調するから・・・ということではなく、新たに設定したい移調楽器が何調であっても関係なく、設定したい移調楽器を何調にするということだ。

デフォルトで設定されたトランペットがB♭でもCでも、F調のトランペットを設定したいのであれば、移調設定リストから「F調」を選択すればよいのである。
ホルンなどはもっとハッキリしていて、デフォルト設定されるのはF管しか用意されていない。E♭管とかG管の指示がある場合、F管から何度移調して・・・ではなく、そのままストレートに「E♭」だとか「G」を指定すれば良いのである。
そして、ちゃんとそのように設定したという「覚え」のために、「正式五線名」をクリックし、そこを書き換えておくと良い。日本語にも対応してているので自由に変更すればよい。

ただ、これを替えてもデフォルトで設定されてしまった名称は変わらない。
何か方法があるような気もするが、実践的にはこれで十分だろう。

ただ、どうしても困るのが、ここで設定されていない調に移調楽器設定をせねばならない場合である。

(移調楽器設定の件 続く)

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