題名のない音楽会 2012年9月9日 富士山から響け(2)
2012年9月2日の放送に続き、シエナと佐渡による、河口湖からの演奏。
この日はもう1人の主役がいて、和太鼓奏者にして作曲家である林英哲という人。この人とシエナの共演が2曲と、地元の和太鼓保存会と林による共演が1曲。
林という人は初めて知ったし、演奏も初めて。鬼太鼓座(おんでこざ)や鼓童(こどう)という太鼓演奏集団の創設に関わったことがある由なので、ひょっとすると鬼太鼓座の演奏を通じて聴いたことはあるのかも知れない。時々聴いていたことがあるから。
林は活動の場を海外にも広め、カーネギーホールで演奏したり、ベルリンフィルと共演したりしたそうだ。また、タングルウッド音楽祭で、バーンスタインと共演したこともある由。このことで佐渡と話が盛り上がり、「河口湖を、日本のタングルウッドにしよう」などと言っていた。
これ、実現の見込みはともかくとして、ちょっと違うんじゃないかな。
率直に言うと私は、タングルウッド音楽祭の全貌を知っているわけではない。だから、あくまでも断片的に知っていることから推察する、というレベルなのだが、タングルッドでは、オーディション的な要素や、一流の演奏家によるレッスンプログラムもあるはずだ。それに付随して、演奏会もある、ということではないのか。
それと、演奏会にしても、吹奏楽はサブの位置づけで、あくまでもオーケストラがメインという印象がある。吹奏楽だけ集めた音楽祭というのも、当然あり得る話だが。
どうも、話が軽くていけない。
曲も初めて聴く曲ばかりだったが、中々面白いと思った。
しかし、林のパワーによってだけ成立し得た音楽会であり、曲ではなかったか。
こうした曲の、演奏に関する継続性ということについて、改めて考えさせられた演奏会でもあった。
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