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2012年10月19日 (金)

題名のない音楽会 2012年10月14日 大阪市音楽団

こうした楽団を、文化音痴のアホ市長につぶさせてはならない。絶対につぶさせてはならない。

今回の番組を通じて、改めて楽団の歴史を知り、演奏を聴いたあと、また聴いている途中にも、つくづく思った。そういう意味で、好企画だったと考える。

紹介された「歴史」の概要は次の通り。

  • 1888年(明治21年)、イギリスの指導のもと、薩摩藩にできていた吹奏楽団が、陸軍第4師団軍楽隊として日本陸軍に組み込まれる。
  • 1923年(大正12年)、不況のあおりで廃団が決定するも、存続を求める大阪市民の要望に押された形で、「大阪市音楽隊」として存続。
  • 1934年(昭和9年)、大阪市の直営楽団となる。
  • 1946年(昭和21年)、現在の「大阪市音楽団」に改称。

番組には、2010年からアーティスティック・ディレクターに就任している宮川彬良、全国一の高校吹奏楽部を作り上げた、淀川工科高校の丸谷先生をゲストに迎え、この大阪市音楽団を指揮したことがあるという佐渡と、トークを交えながら演奏。

東京佼成ウィンド・オーケストラ、シエナ・ウィンド・オーケストラと並んで、日本の3大吹奏楽団と言うだけあって、演奏は素晴しいものだった。いや、「3大」云々は自称かも知れないが、間違いなく巧い。

おなじみの「マツケンサンバⅡ」を作曲者宮川自身の指揮で演奏したのには特に驚いた。私はこの曲、実にクダラナイ曲だと思っていた。しかし、本当はこんな曲たせったのだ、とよく分かる演奏だった。まあ、演奏に歌を入れなかったのが幸いしたかも知れない。

佐渡の指揮によって演奏した「ウェスト・サイド・ストーリー抜粋」も良かった。「トゥナイト」を入れた抜粋で、この曲、やはり「トゥナイト」を入れないと何だかシックリこないのだが、珍しく納得できるものだった。

丸谷先生指揮による、「Oh ! Namihaya」は、大阪にゆかりのある曲のメドレーだと言うことだったが、私は、番組中の字幕なしにはよく分からなかった。知っている人には分かるのかも入れないが・・・と思って改めて曲目リストを見ると、「王将」とか「雨の御堂筋」が入っていたりして、またビックリ。ちょっと懲りすぎたアレンジだったかも。

丸谷先生の思い出話の中で、昔この楽団を朝比奈隆が指揮したこともあったらしい。

こうした楽団を持っているのは、大阪市の誇りである。それを、財政難を理由に放り出してしまうという愚挙は、絶対に許してはならない。
自分が関心がないから、と言ってつぶさせてはならない。
何かと言うと「民意だから」とする。「民意」というのは、決して「白紙委任」を意味するものではない。「まだまし」だから投票した人が大多数だったはずで、「民意」をタテに何でもアリというのは、独裁者がのし上がって行く手法に他ならない。
ナチスの台頭とヒットラーの登場は、民主的な選挙の結果としてであった。

一刻も早く、こういうトップには鈴を付けに行くべきである。

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