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2012年9月20日 (木)

題名のない音楽会 2012年9月16日 出光音楽賞受賞者カ゜ラコンサート

この日の放送は、第22回出光音楽賞受賞者による、ガラコンサート。

リストの「ピアノ協奏曲」を弾いた金子三勇士、マリンバ独奏でセジョルネという人の作曲になる「マリンバと弦楽のための協奏曲」を弾いた塚越慎(のり)子、ラヴェルの「左手のための協奏曲」を弾いた萩原麻未(まみ)の3名が登場。何れの曲も抜粋だったが、3人とも良い演奏だった。
いや、正確に言うと、マリンバの曲については、私は全く知らないし聴いたこともないのでハッキリしたことを評することはできない。しかし、ピアノ協奏曲の二人については、ハッキリと「良い」と断言できる。

もっとハッキリ言うと、左手のためのピアノ協奏曲を弾いた萩原麻未については、「素晴しい」と評したい。
ラヴェルにつては、この曲と、両手のための協奏曲の2曲とも大好きな曲で、そのうちに私の「題名のない音楽館」に記事を掲載する計画があってスコアも入手済みで、その実、全く進んでいないのだが、2曲の中でウェイト付けをするならば、「左手」の方が、より好きだ。なぜか、この記事を書いている時点では「両手」の新品が入手困難みたいだが・・・。

先に好きになったのは「左手」で、若い頃、木村かおり(岩城宏之の奥さんだったことがある人だ)の生演奏で初めて聴いてから、ずっと好きであり続けている。「両手」が好きになったのは比較的最近のことだ。言い替えると、「両手」の良さが分かるまでに、相当な年月を要したことになる。

萩原麻未は、何の番組だったかで、ジュネーブ国際コンクールで、日本人初めてのピアノ部門優勝者として紹介され、そのときの映像としてラヴェルの「左手」だったか、「両手」だったかが、ごく一部、音楽とともに紹介されたとき「ひょっとして凄いのではないか」と感じてから、ずっと聴きたいと思っていたピアニストだ。
たまたまボケッと見ていた(他に、余りにも見る番組がなくて)「らららクラシック」で彼女が登場するというので楽しみに見続けたら最後の方で「月の光」を弾かせて終り、というアホな編成だったので落胆し、改めて「ららら」に対して失望し、NHKの企画者への軽蔑の思いを募らせた後でもあり、一部とは言えそれなりの纏まりで聴かせた、この番組の貴重さが際立つ結果ともなったわけだ。
この「ららら」の顛末は、2012年7月25日(木)の記事に書いた通りだ。

改めてこの記事の日付を見ると、この「ミニ音楽評」の1つ前の記事って、ナナナ・・・この「ららら」をけなした記事ではないか。ちょっと休み過ぎました。よくこのブログを見て頂いている方には申し訳ありませんでした。

一部とは言え、それなりの纏まりで聴かせてくれた「左手」の演奏によって、萩原麻未の才能を確信することができた。これは素晴しい。
そして、曲が進むに連れ、「ああ、やはり『左手』の方が好きだ」との思いを強くした。改めてそう思った。

こうなると早速CDを・・・ となるのだが、まだ出ていないようだ。仕方ないのでウォッチし続けることにして、ここでは私がこれまでリファレンス盤としてきたパスカル・ロジェのピアノ、デュトア指揮による演奏を挙げておく。併せて「伝説の名演」と言われるカサドジュによる演奏を。後者は新品の入手は困難かも知れない。
また前者は「両手」とのカプリングだが、後者についてはよく分からない。

ところで、上記3名の中、三勇士という名前の人がいる。この人だけは、読みづらいかも知れない漢字に振り仮名を付けずにいた。
だから当然のこと、「さんゆうし」なのではないかと思われたことだろう。しかし、実は驚いたことに「みゆじ」と読むのだそうだ。もちろん、music の意味と「勇者(ゆうしゃ)」の意味をダブらせる狙いでつけたものと推察して間違いはないだろう。ダブらせているのがキモだと思う。面白い名付け方があるものだ。

最後に雑学を一つ。このために、この「ミニ音楽評」に新しく「雑学」のカテゴリーを設けたのだ。

少なくとも、私はずっと疑問に思っていたので、同様に疑問に思ってきた方もおられるはず、と勝手に推測するのだが、「ガラ・コンサート」の「ガラ」って何のことか、ということ。何となく雰囲気で分かるし、余り考える必要性を感じなかった方は、もっと多いのではないか。

私より英語力がある方は、先刻ご承知のことだと思う。
改めて英和辞典・・・私が常用しているのは「プログレッシブ英和中辞典」第3版。一応ここには、私が常にペアで使っている「和英」と併せ最新版を紹介しておく。
時代の流れとか比較的新しい言葉の追廃について最も敏感だと私が思い、そして高く評価する辞典だ。

その「英和」第3版によと「ガラ」は gala 。「お祭りの」とか「特別な催しの」といった意味があるようだ。これも、日本語に翻訳してしまうと1つの意味にしか取れなくるのを嫌って英語のまま「ガラ」として使うようになったのだろうか。それとも翻訳を単にサボッただけのことなのか。その辺りの事情は分からない。

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