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2012年4月13日 (金)

題名のない音楽会 2012年4月8日 平原綾香 声のウラワザ

この企画、楽しみにしていた。

通常、私は、クラシック音楽(それも、とくに歌詞のついていない音楽)に歌詞(それも、とくに日本語)を付けて歌うという行いは、全く評価しない。しかし、平原綾香だけは別である。大ヒットとなったデビュー作「Jupiter」にしても、音楽の内容とは全く関係のない歌詞がついているにも関わらず、強い意味の歌詞と、何かを訴えかけるような歌い方によって参ってしまい、以後、注目する歌手の1人としている。

とくに、この「Jupiter」は、ホルスト作曲の原曲「木星」、ひいては「木星」を含む「組曲『惑星』」そのものをグッと近い存在にした功績も大きいと思っている。「スター・ウォーズ」以前、さらにはこの「Jupiter」以前で、「惑星」という曲に対する一般の親近感がどれだけ大きく変ったことか。(これについては、私の「題名のない音楽館」内の「惑星」のページをご参照)

今回の企画は、余り公開されてこなかった彼女の「ウラワザ」を紹介しようというものである。

そのウラワザとは、①ボイスパーカッション ②あーや語 というもの。

①については声でパーカッションをやるというもので格段に珍しいというものではないが、彼女の場合、歌詞とボイスパーカッションを入り混ぜ、さらに「熊ん蜂の飛行」では蜂の羽音の擬音まで再現し、それでいてちゃんとした演奏にしていたのが凄かった。というか、超絶技巧と言っていいだろう。ちなみに、エレキベース1本だけの伴奏によってである。

同じくエレキベース1本だけの伴奏で「Jupiter」の一部、そして「ナイト・イン・チュニジア」も。
後者は、サックスを大学で専攻していた彼女が、卒業試験で吹いた曲だそうで、思い入れの深い1曲なのだとか。これも、サックスではなく声だから歌詞も入れながらで、名演。

②は、スキャットの部分について、通常のスキャットではなく、歌詞のように聞こえなくもない声で音楽の隙間を埋めるもの・・・と私は解した。「あーや」というのは彼女の愛称だ。

バックがピアノトリオの編成に変り、「サム・ワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」、そして「ノット・ア・ラブ・ソング」を演奏。
あーや語スキャット、ボイスパースッション、日本語歌詞、英語歌詞をゴチャゴチャにして、高い音域から低めの音域に至までの彼女の声の幅広さと奥行き感。ひたすら感心するだけであった。

そして、これで最後・・・となったとき、「たったこれだけで終り?」と思った。物足りない思いがした。この番組、中々そんな企画は他にないことである。

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