N響アワー 最後の2回 最終回スペシャル 見ないで批評 続き
(前稿からの続き)
さて、最終回スペシャルの2回目は、本当の最終回と言うことになる。これも見ないで書くが、見ない方が良かったと思う。
池辺晉一郎と壇ふみをゲストに招いて、思い出に残るシーンなどを放送する、と言うのだから。
N響アワーの司会者陣として、私は西村-岩槻時代が歴代ベストだと考えているのだが、次いでは、この池辺-壇時代だと思う。
池辺氏の解説に対し、壇ふみの受け答えは愉快だったし、とくにチャイコフスキーを異常なほど好み、「チャイさま-」と、キャアキャア言って喜んでいたシーンが、今でも目に浮かぶ。壇ふみが番組を「卒業」するにあたり、池辺が特に彼女のためにピアノの新曲を作曲し、その場で披露してくれた。そのあと、こうした例はない。
壇ふみも、どの程度クラシック音楽に関心があったのかは、今になってみると分からない。
しかし、その後池辺氏とコンビを組んだ女性たちが余りにもひどかったので、壇ふみ時代が懐かしく思い出されることとなった。
というか、壇ふみが「卒業」したあと、N響アワーは迷走を始めるのだ。ようやく、岩槻アナとのコンビとなり、劇的に復活を遂げたと言ってよい。
(この辺りのことは、私の「題名のない音楽館」内の「音楽番組評」に載せた3編に詳しく書いたので、参照頂けると嬉しいです。)
そんな、私にとっては栄光の時代だったと言える池辺-壇時代のことを今に至って思い起こさせるなんて、余りにも辛いではないか。
また何よりも、暫く新規記事を書いていなかった上記のコーナーに、N響アワー廃止に関する記事を付け加えねばならない、ということが辛くてならないのである。
辛いので、暫くの間は書かないだろうが。
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