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2012年3月20日 (火)

題名のない音楽会 2012年3月4日 葉加瀬博士の音楽実験室

「音楽も節約の時代!?」と題し、音楽も節約できるか?というテーマで、

  • ヴァイオリンの名曲13曲(協奏曲含む)の聴き所を集めて3分で演奏する試み
  • 「カルメンを3分で演奏する試み
  • ドヴォルザークの「新世界より」の第2楽章を「じっくり聴きましょう」としながら第1主題が提示される部分だけの演奏

などが「実験」された。

そう。これこそが、黛敏郎時代からの、実に「題名のない音楽会」らしい企画なのだ。それぞれ巧く編曲されていて、大いに楽しむことができた。
アシスタントと称して西村由紀江を登場させているのに、葉加瀬とのコント風のやりとりをさせるだけで、ピアノに指一本触れさせない、という贅沢なキャティングも愉快だった。

前後には葉加瀬自身の作曲によるものも披露。

さて、1点だけ書いておきたいことがある。

全部演奏したら凄く長くかかる曲も、聴き処だけを演奏するなら、こんなに短くて済むと言う葉加瀬に対し、「確かにそうかも知れないし、クラシック音楽の多くは長いし、途中退屈な箇所もある。しかし、長い間待ちにに待って、自分の知っている処が出てきたときの喜びは大きい」と言った主旨のコメントを佐渡が述べた。

これは半分当を得ているが、私ならこうつけ加える。
「そして、何度も何度も繰り返して聴くこと。そうするうちに、聴き馴染んだ部分がどんどん広がって行き、やがて曲の全部が自分のものになって行く」と。
実際に、中学・高校の音楽の時間に、音楽の担任の先生から私はそう教わってきたのである。

「繰り返し聴く」というのは、小遣いとして親から貰う中からしても、そもそも自分の家の家計の状況からも、欲しいレコードがどんどん手に入るという状況ではなかったためもあるだろう。レコードを1枚買ったら、次に買うまで多くの日数または月数が掛かる。だから、繰り返し聴くしかなかったのだとも言える。
しかし、半ば強いられたのに近いが、こうしたことを通じて多くの曲が自分のものになって行くという経験は、何物にも代えられないものとなった。

レコードがCDになり、それも次第に安く手に入るようになり、私が上記のように教わった頃に比べると、聴くための環境は飛躍的に整った。ある曲の、聴き覚えのある箇所だけを飛び飛びに聴いて行くのも容易になった。
しかし、何曲かでもいい。同じ曲を繰り返し繰り返し聴くというのは、大きな「心の財産」とも言うべきものとなって行くので、強くオススメしたい。

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