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2012年3月30日 (金)

題名のない音楽会 2012年2月5日 コドモノクニへようこそ

「コドモノクニ」という児童雑誌から生れた童謡を特集した企画。

紹介された作品は、「上がり目さがり目」、中山晋平作品メドレーとして「アメフリ」「あの町この町」「毬と殿さま」、野口雨情作品メドレーとして「兎のダンス」「狐のお使い」「ねむの木」、そして「雲の蔭」、「雨降りお月さん」、「グッド・バイ」。

「雲の蔭」は、「雨降りお月さん」の元の曲として紹介されたもの(・・・だったと思う。メモが古くなり、また番組の楽曲紹介も音は閉じてしまった)で、青島広志が足踏みオルガンを弾いて伴奏。

中々良い企画だった。「雲の蔭」を除き、殆どの曲を知っていた。小学校の音楽の時間で習ったりした曲ばかりだ。
違和感があったのは、「ねむの木」である。野口雨情の作詩として紹介されたのだが、あれ?これって皇后陛下の作詩ではなかったか?
実は私の勘違いで、皇后陛下の作詩になる歌は「ねむの木の子守歌」だつた。曲も違うものだった。

ちなみに、番組内では「コドモノクニ」に参集した詩人、作曲家、画家の名前だけ紹介し、それがいつ頃のことだったのか殆ど説明がなかったと思うのでウィキペディアによって一言だけ付け加えると、1922年から1944年にかけて合計287冊刊行されたそうだ。

所謂「文部省唱歌」と並んで、これらの楽曲が、どれほど幅広い世代の心の糧として、またどれほど共通の音楽世界を構築してきたか、量り知れないものがある。
上記の年代を見ると分かるように、戦時中にも続いていたというのも驚くばかりである。

今、学校において音楽の教材となっている曲は、どれほど残っているのだろうか。一時、文部省唱歌など多くの、共通に親しまれてきた曲が教科書から消えたという話があった。
新しい曲を採り上げるなとは言わないが、歌い継がれてきた曲をやめる、というのは、明かな「文化の破壊」だ。

現に、大震災のあと恐らく最も日本中で歌われたのは「ふるさと」だっただろうし、他の、戦前から歌い継がれてきた曲も幅広い世代に共通して歌われたはずだ。

文化の破壊というのは、世代間で共通に拠り所となり得るものを消滅させることである。
大震災を機に、今からでも遅くないから、学校の音楽教材として採り上げる歌を、見直してはどうだろうか。

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