最近のトラックバック

« オーケストラの森 2012年1月19日 PAC | トップページ | 「N響アワー廃止」についての2回目の問い合せに対するNHKの回答 »

2012年2月22日 (水)

N響 第1714回定期 マーラー4番 他

2011年11月26日好演、放送は2012年1月22日(日)、BSプレミアム。
曲目はマーラーの「リュッケルトによる5つの歌」と、4番。
ダニエル・ハルプヴァクスのソプラノ、指揮が準・メルクル。

私は準・メルクルの指揮に満足したことがない。それでもマーラーということで聴いてみた。

「リュッケルト」は、ちゃんと全曲通じて聴いたことがない。そのせいかも知れないが、改めて聴くと、それなりにマーラーの魅力がタップリ詰まった曲であることを感じることができた。ソプラノも好演だったと言っていい。

ところでこの曲、字幕解説によると、もともと連作歌曲集ではなく、バラバラに作曲されたものであり、歌を支える管弦楽の編成もバラバラ。そして、どんな順に演奏されるかは、演奏者の判断に任されている由。

おかしなことが起こるものだ、なぜマーラーは出版するまでに編成を揃えなかったのか、またマーラーがどんな曲順を考えていたのかなど、マーラーが校訂して出版したものがあれば、その順が正しいのに・・・と思って手許の辞典にあたると、驚いたことに、曲名すら掲載されていない。

私の手許にあるのが旧版だからかも知れないが、この段階で何となく分かったのは、マーラーの死後に発掘された曲なのかも知れない、ということである。であれば、マーラーの曲を埋もれさせたくない、という多くの人の思いによって、現在までに演奏されるようになったのかも知れない。

さて、4番である。

楽章を追っていくうち、準・メルクルの表現が、テンポを触りすぎるし、それも緩急の差を付けすぎだし、次第に気になってきた。
そして第4楽章でソプラノが入ると、これがいけない。この曲としては声が(ついでに、見た目も!)豊かすぎるなあ、と思いながら見始めたのだが・・・その段階では、この人はむしろヴァーグナーなんかの方が似合うのではないか、などとも思ったのだが・・・次第に音程を外し始めたのである。

こうなっては、もうガマンできなくなる。併せて、高い音もちゃんと出なくなっていった。殆ど最後の数小節を残す処まで進んでいたが、途中で切ってしまった。

やはり、準・ルメクルの演奏、今回も不満だらけであった。なぜこの人が評価されるのか、全く分からない。マーラーの4番の演奏としても、ダメ。

私の4番のリファレンスは、永らくバーンスタイン指揮 ニューヨークフィルの演奏。そして最近(と言っても少し前のことになるが)、いいなあと思ったのは我らが森麻季がソプラノを担当した、ベルティーニ指揮 東京都交響楽団の演奏である。
本当のことを言うと、ベルティーニの指揮は余り買わない。しかし3楽章までに積もるだろう不満も、第4楽章のソプラノが素晴しいので、全て吹っ飛ぶ・・・という演奏なのである。森麻季のファンでまだ持っていない人に特にお勧めだ。

この4番について、ソプラノのできで価値が変る、といったことを含めた私の記事は「題名のない音楽館」内の「マーラー 交響曲第4番」を併せてご覧頂けると嬉しいです。

« オーケストラの森 2012年1月19日 PAC | トップページ | 「N響アワー廃止」についての2回目の問い合せに対するNHKの回答 »

作曲家、演奏家」カテゴリの記事

作品」カテゴリの記事

音楽番組」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: N響 第1714回定期 マーラー4番 他:

« オーケストラの森 2012年1月19日 PAC | トップページ | 「N響アワー廃止」についての2回目の問い合せに対するNHKの回答 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

書評 資料室

Amazonアソシエイト

無料ブログはココログ