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2012年2月22日 (水)

オーケストラの森 2012年1月19日 PAC

2012年1月20日付けの記事で、兵庫芸術文化センター管弦楽団(以下、PAC)のコンサートを聴きに行ったときのことを書いた。
そのまさに同じ日、同じ楽団が「オーケストラの森」で採り上げられていた。

おかしな日にやるものだ。この「オーケストラの森」は、N響アワーの枠で、主として「大の月」で、5週目にあたる日曜に放送されている番組だからである。N響アワーは月に4回と決めているらしく、5回目の代わりに「オーケストラの森」を放送するというわけだ。
番組の案内をプリントしてみたら、1月13日の金曜に放送予定、となっている。そんな日に放送されていたら、通常タイマー予約をかけていない日時だから、危うく見逃す処だった。

何かバタバタしている感じがする。
色々な点から見て、私は、N響アワーの廃止という超・愚挙・暴挙は、かなり唐突に近い形で決まったのではないかと睨んでいるのだが、これもその1つの表れではないだろうか。

で、何とか見ることができる状況にはなっていたが、同じオケをナマで聴いてきたあとにテレビで・・・という気持には中々なれず、ようやく火曜(21日)に見ることになった。

ご存じない方のために付言しておくと、番組中の解説にもあったが、阪神大震災の復興事業の1つとして、また復興のシンボルとして西宮に設立されたのが「兵庫芸術文化センター」で、その専属オケとして「兵庫芸術文化センター管弦楽団」というわけである。
そのオケは、アカデミー的な位置づけ、即ち、このオケでの経験を活かし、各楽団員は3年内に次のステップ(別のオケへの就職など)に進むことになっている。だから毎年のように新しいメンバーが入ってくるということになる。

この楽団の音楽監督を、設立当初から務めているのが佐渡裕。

番組では、昨年9月からのシーズンでメンバーの半数以上が入れ替わったこと、練習を通じてメンバーが次第に打ち解け合って行き、音楽にも変化が出てくる様子を紹介し、その9月11日に演奏されたコンサートの模様を放送するというものだった。

曲目は、ストラヴィンスキーの「プルチネルラ」と、ファリャの「三角帽子」である。前者は全曲、後者は第1部の一部がカットされていたような気がする。

「プルチネルラ」は、2012年1月29日の「題名のない音楽会」で放送したときと同じ組み合わせということになる(1月29日付けの記事)。
そうか、演奏会にかけた曲で、テレビに出るという方法を採ったのかも知れない。
この曲について、上記の記事でも書いたが、私はよく分からない。今回も改めて聴き直したが、全く分からなかった。

処が、「三角帽子」が良かった。名演、いやスゴイという言い方の方が適切かも知れない。
聴きながら、ああ、この曲、大好きだ・・・と思った。
これほど、聴いていてエキサイトする曲も珍しいと思う。

ちなみに私はアンセルメ盤で聴き馴染み、最近ではデュトア盤がリアァレンス。
今ちょっとだけそれぞれ聴き直してみたが、放送されたPACの演奏の方が、より面白かったかも知れない。もちろん、オケの質は別にして。
佐渡は、深刻深遠な曲よりも、こうした曲の方が向いているのかも知れない。

処で、この楽団のあり方は、「育成を兼ねる」という方式で、素晴しい。海外から来ている団員も、佐渡裕に指導してもらうのを楽しみとして現地のオーディションに応募して合格し来日しているそうだし、リハーサルにタップり時間をとるので、凄く勉強になると言っていた。
しかし、在籍期間が3年と区切られ、その後は各自別のオケのオーディションを受ける、というのは、首尾良く受かる人はいいが、落ちてしまったらどうなるのだろう、と心配になった。

日本だけでなく海外も含めてオケは数あれど、団員の数なんて限られたものだし、空きがしょっちゅう出るはずもない。ベルリンフィルやウィーンフィルクラスならいざ知らず、財政状況も厳しいはずだ。
僅かな援助金でさえカットしてしまう、文化音痴の市長も、どこぞやにいるし。

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» 牛牛(ニュウニュウ)のショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」とラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」~NHKBSプレミアム・特選 オーケストラ・ライブ -兵庫芸術文化センター管弦楽団演奏会-(2012年2月26日放送) [てんしな?日々]
中国の天才少年ピアニスト、牛牛(ニュウニュウ)については、 以前、題名のない音楽会の2012年1月15日放送で観て、 演奏に驚嘆しましたので、記事を書きました。 ⇒牛牛(ニュウニュウ)によるショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」に驚嘆! ... [続きを読む]

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