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2012年2月14日 (火)

名曲探偵アマデウス 2011年11月23日 バッハ 無伴奏チェロ組曲

クライアントは、真打ちを目前にした二つ目の落語家。新作落語を中心に演じてきたが、師匠から「真打ちになりたいのなら、古典落語をちゃんと勉強いろ」と言われてしまった。師匠から「餞別代わりに」と渡されたのがバッハの無伴奏チェロ組曲。破門されてしまったのか、破門されたとしたら、この曲に理由が隠されているのか、という相談。

「謎(?)」の「解決(?)」プロセスと、並行して進められる楽曲分析の推移は省略する。
説明された概要は次の通り。

  • 1番のプレリュード。CMに使われたりして最も有名(私からの注。記憶に残っている処としては、サントリーオールドがそうだった)3つの旋律が含まれている。1つの楽器でそれが可能かどうか、バッハが試したかったのではないか。
  • 重音の使用は、曲の起伏を付け、もともと「舞曲」の組み合わせとして成立した「組曲」の中の1曲として、舞曲としてのメリハリを付けるのに奏功。
  • 開放弦(指で弦を押さえずに鳴らす奏法)の多用により、大きな本体を持つチェロの特色を活かしている(大きいからよく響く)。
  • また開放弦は、3番のプレリュードでは低音で「ソ」が鳴り続けているように聞こえる効果をもたらす。オルゲルプンクト(同じ音の低音を鳴らし続ける演奏法)の効果により、緊張感を持続させる。
  • 元々この曲は永い間忘れられていた。パプロ・カザルスが、13歳のときにスペインのある楽譜店で発見し感激。これを世に知らせるのを生涯の目標とした。

1番の「プレリュード」で、3つの旋律が鳴っている・・・という箇所は、別々に3つの旋律を鳴らして見せてくれた。しかし私には分からなかった。以前からも、この曲を聴くときには幾つかの要素が入っていると気がついてはいたのだが、結局聞きわけることができずに現在に至っている。今回も然りというわけだ。

カザルスが発見して、という話は知っていたが、13歳のときに、と聞かされると、やはりスゴイとしか言いようがない。
バッハの再発見の話としては、メンデルスゾーンが「マタイ受難曲」を再発見し上演にまで持っていった話が有名だが、それと並ぶ快挙と言ってよいだろう。番組内では、往年のカザルスがこの組曲を演奏している様子を映像付きで紹介していた。

番組は、演奏例のあと、クライアントに招待された落語会に行ってきた探偵と助手が話しをしていて、助手が「でも変ですよね。何で饅頭が大好きなのに『饅頭が怖い』なんて言っていたのでしょう」と聞き、オチとなるエピソードが付いた。
(何の噺で、何でこのエピソードが愉快なのか、殆どの人、分かりますよね?)

実はこの曲、上記にも一部書いた通り、私にはまだ本当の処よく分からないでいる処がある。6曲から成るが、まず全曲通して聴くことはない。
そんな中ではあるが・・・だからリファレンスということではないが・・・何枚か持っているものを紹介しておきたい。マイスキーと、ヨー・ヨー・マとカザルスの演奏だ。マイスキー盤は、ここに挙げた、3曲だけを収録したもの以降私は買い足していない。どうしても買い足したいと思うほどではないので。但しそれは曲についてであって、演奏は一番だろう。
あと2種類は何れも全6曲が入っている。

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