N響アワーの終了 ってこれは暴挙だ 許せん!!!!!
別のネタで書くつもりだったが、とんでもない話を聞いてしまったので、しばらくこのネタで。
ネタとして、メモを取りながら聴いていた音楽番組の評論がかなり溜まってしまっていて、最近はそれを集中的に片付けつつ、新しい日付のものも・・・と進めてきていた。
だから本日は、昨日2012年1月29日のN響アワーについて書き、メモが溜まっている日のものを書き・・・と考えていた。
ところが、番組の終りの部分で、N響アワーが3月で終了、と突然宣言するではないか。
寂しさがやがて怒りに変り、NHKのページに問い合わせともクレームともつかないものをメールしたが、そのあとでウェブをあたっていたら、同じように思った人たちが結構いること、そしてアトガマが「らららクラシック」というものになり、石田衣良がMC・・・との情報もあって、益々怒りに拍車がかかってしまった。MCの二人目が加羽沢美濃だと分かっても怒りを収めるには至っていない。
石田衣良。作家としてはそれなりの位置を占めているのだろう(読もうと思ったて手にとったことはあるが、どうも読む気になれなかったので、結局読んでいない)し、クラシック音楽にも詳しい・・・確かN響アワーにゲスト出演したこともあるはずだ。
しかし、音楽の専門家・・・指揮者、ピアニスト、そして作曲家・・・が語る音楽の解説と、少し詳しい、ということになっている作家では、番組自体の価値が天と地ほどの開きがある。少し詳しいということになっている作家の語る音楽なんて、私にとっては何の価値もない。参考になることが殆どなく、視ていてイライラするのは分かっている。聴くジャンルの違いはあるだろうが、かなりの部分で、私の方が深く聴いているという自信がある。
現に、ゲストでN響アワーに出てくる中で、作家をはじめ文系の人の話で参考になったり興味をひかれたりした例は、これまで全くない。それは石田衣良だけの話ではない。
それは、大体において、音楽そのものに接し、そこで何が起こっているのか、どんなことが語られているのか、どんな響きでそれが行われているのか、ということを語るのが作曲家や演奏家のアプローチなのに対し、主観的な自分の世界観でしか音楽を捉えていないのに、それを他の人に押しつけるような説明しかできない、作家などのアプローチの違いである。
全く異なるアプローチである。多くのクラシックファンにとって参考になるのは、前者でしかない。
後者・・・それは私のこのページも含んでしまうかも知れないが・・・など多くの人にとってはどうでもいいことである。前者が「事実」に近いことを説明してくれるのに対し、後者は、その人の主観でしかないからである。そんなことは、作家なら作家として作品の上で語ればいいのであって、NHKが伝統の番組を潰してまで持ってくるようなものではない。または、私のように・・・というのはオコガマシイのは承知で・・・自分のウェフサイト等で発信していればいい。
そもそも、何で変えんといかんのか、全く分からないのである。
視聴率の問題がもしあったとして、こんな改悪で視聴率が戻るなんてことは、まずないだろう。変に視聴者層を広げようと妙な試みをすればするほど、本来の視聴者が離れて行くだけのことである。
こうした番組の視聴率って、しかし、そんなことを余り気にせずに運営できるのが公共放送たる所以じゃないか。
テレビ朝日系には、N響アワーよりも長く続けている「題名のない音楽会」があるじゃないか。あれも、途中変な寄り道をしてコンセプトを崩してしまった時期があった。しかし今ではかなりマトモになっている。それを、出光という単独企業が提供し続けているのだ。
もうこうなっては、NHKを視る意味が殆どなくなってしまう。既に、ニュースと朝ドラと大河と、このN響アワーくらいしか視ていないのだ。
大河なんてもうどうでもいいし(あれは「篤姫」で、一度終った。「これ以上のものは、もうできない」と思ったから。そして「江」で完全に終った。大コケで上野樹里が自爆させられた)、ニュースなんて他のチャンネルでいいし、朝ドラも、「おひさま」で終ったかも知れない。
これじゃ、契約解除も考えんといかん。暴挙だ。許せん。
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