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2011年12月22日 (木)

N響アワー 2011年12月18日 ばらの騎士 他

R・シュトラウスの作品集ということで、「ばらの騎士」組曲と、「カプリチョ」から最後の場(演奏会形式)が採り上げられた。

「サロメ」及び「エレクトラ」で、革新的・前衛的な題材と音響によって音楽史を先に進めたR・シュトラウスだったが、モーツァルトの時代の古典的なオペラの世界を再現したいということで取り組んだのが「ばらの騎士」である、といった解説をしていた。
舞台設定もストーリーも、当然「受け」を狙ったものとなったが、これも当然ながらR・シュトラウスの巧みなオーケストレーションの結果、新しい装いをまとったものとなった。

さらに、初演されたのが1911年で、モーツァルト(1756年~1791年)の没後120年という節目の年であったこと、マーラー(1860年1911年)の没年であったこと、マーラーに師事していたシェーンベルクが既に活躍し始めていたことなどが紹介された。R・シュトラウスはシェーンベルクの音楽を認めようとはしなかったそうで、改めてモーツァルトの時代に思いを馳せて作曲したと考えてよい、といった説明が為された。

また、無声映画の時代に作られたという、「ばらの騎士」の舞台の映画に、この曲の抜粋を付けて見せるというものを見せてくれたのは珍しい試みだった。

指揮はプレヴィン。
この人の指揮は当たり外れがない。安心して聴ける。
2曲とも名演と言えると思う。

「思う」と書いたのは、かつて別の処にも書いたが、私は未だにR・シュトラウスがよく分からない。「アルプス交響曲」はあることをきっかけに少しは分かった気になれたのだが、素晴しいオーケストレーションに対し、曲の内容が余りに空疎だと思えてならないのだ。

「ばらの騎士」組曲のワルツも、美しいとは思うが陶酔を呼ぶものではないし、エキサイティングでもないし、浮き浮きした感じもない。
私はこのワルツ、聴いたあと、いつも、何もやる気がしなくなる、という倦怠感に近い複雑な気分になる。決して悪い気分ではないのだが、何度も聴きたくなることはない。

そんなわけだからリファレンス盤を挙げるのも気が引けるし適切かどうか少しばかり自信もないが、ドラティ盤が割と良いと思っている。

ただ、ドラティ盤は今回演奏された組曲と少しばかり異なる選曲による抜粋のようなので、ついでに見つけたプレヴィン指揮ウィーン・フィル !のものを併せて挙げておく。

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