最近のトラックバック

« 名曲探偵アマデウス 2011年11月9日 「第九」 | トップページ | 題名のない音楽会 2011年11月13日 ベト3 »

2011年11月11日 (金)

名曲探偵アマデウス 2011年11月2日(水) モーツァルト クラリネット五重奏曲

ピエロをやりたくてサーカスに入団した女性が、6年たってもやらせてもらえず、象の世話ばかりさせらせている。現在のピエロ役である親方から許しが出ない。やらせて欲しいと訴えると、まずこれを理解せよ、として渡されたのがこのレコード・・・と言って持ち込んだのが、掲題の曲のレコードという相談である。

ここまで見て私は、モーツァルトの曲は一見明るく聞こえるが、同時に憂(うれ)いを持った曲が多い。だからピエロも、お客を楽しませるだけでなく、憂いを感じさせる演技をすべき、という主旨なのだろうと思った。

結論として、全く正解だった。
とは言え、私が余りよく聴いていなかったせいなのだが、この曲に哀しみや憂いを感じることはなかった。
番組で順を追って説明され聴かされているうちに、ようやく次第に分かってきたというのが率直な処である。

この曲は、モーツァルトが、スタドラーというクラリネット奏者が奏でる音とその演奏に惚れ込み、スタドラーのアドバイスを得ながら作曲したと言う。これは知っていたし、番組内でもそのことは触れられていた。
しかし、それ故に、当時使われ始めていたこの楽器の性能をフルに引き出し得たのだということは、部分部分の解説が付くことにより、ようやく、かなり具体的に知ることができた。

また、クラリネットをやってている人なら周知のことなのだろうが、この楽器の低音域は「シャリュモー音域」、高音域は「クラリーノ音域」と称し、かなり異なった印象の響きをもたらすこと、それで、もともと音域の広い楽器であることも相俟って、作曲家の求めに応じ、色々な表情を創り出すことができる、ということは初めて知った。

演奏例のあとのエピソードは、クライアントがようやくピエロとしてデビューするというチラシを探偵と助手が眺めている、というシーンだった。

私は余りこの分野は聴かないのでリファレンスと言ってもたまたま選んだものだが、必要にして十分な内容だと思う。

この盤はモーツァルトしか入っていないが、ブラームスのクラリネット五重奏曲とカップリングされた盤も面白いかも知れない。
ただ、私はこうした盤で聴き比べたりすると、モーツァルトとブラームスの才能の、余りにレベルの違うことを感じ、結局モーツァルトしか聴かなくなってしまうのだ。

« 名曲探偵アマデウス 2011年11月9日 「第九」 | トップページ | 題名のない音楽会 2011年11月13日 ベト3 »

作曲家、演奏家」カテゴリの記事

作品」カテゴリの記事

音楽番組」カテゴリの記事

トラックバック

« 名曲探偵アマデウス 2011年11月9日 「第九」 | トップページ | 題名のない音楽会 2011年11月13日 ベト3 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

書評 資料室

Amazonアソシエイト

無料ブログはココログ