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2011年11月20日 (日)

名曲探偵アマデウス 2011年11月16日 マーラー5番

宅配ピザ屋に変装している産業スパイがクライアント。
首尾良く、ある製薬会社の研究所から新薬のサンプルらしき物を盗み出した。そのサンプルにマーラーの交響曲第5番のCDが同梱されていたのだが、この音楽で何か薬の効能が暗示されていると思われる・・・という相談。

探偵及びアシスタントと共に曲の全体を聴き進めながら謎解きをして行き、この曲の第4楽章で、2度目にテーマが出てくる処で、深く沈静化された気分が醸し出されることから、「究極の精神安定剤」ではないか、という結論となる。

曲の全体を聴き進める・・・といっても第1楽章から順に第3楽章までは冒頭部分をザッピングしていただけで、詳しく分析したのは第4楽章のみ。また、第5楽章(終楽章)には全く触れなかった。
途中まで、「この曲は支離滅裂な処がある」と探偵が言ったので、ひょっとすると第5楽章で、統合的な要素があるならば、どう統合されているのか、教えてくれるのかと思ったのだが、結局それはなかった。

やっぱり、そうなるんだろうなぁ・・・とは思っていた。
私はこの曲、マーラーの交響曲の中では駄作の部類に属する、と長い間思っていた。今でこそ少しは考え方を改めているが、この曲を「名曲」と評する人が多いのが未だに分からないのも確かだ。

演奏例も第4楽章のみ。指揮はスヴェトラーノフ。
この演奏は中々良かった。
N響アワーで2010年12月12日に彼が「7番」を振ったのを放送したことがあり、どうしようもない演奏だと思ったが(2010年12月15日付けの記事)彼の演奏スタイルとマーラーの曲のどういう部分がフィットし、どういう部分が合わないのか。私はまだうまく説明できない。

ちなみにその箇所の冒頭は・・・ご存じの方も多いと思うが・・・こんな感じで始まる。「forblog_short_mahlerSym5_4th_op.mp3」をダウンロード

今でこそ、この楽章がこの位置にあり、この長さであることの意味が少しは分かった気になっているが、それは、続く第5楽章まで聴き通して初めて何となく分かった気になるだけのことだ。
番組内で紹介されていたが、この第4楽章は、マーラーから新妻のアルマに対するラブレターのようなものと解されているとのこと。
しかし、アルマに対しては、この曲の後の「第6番」で、もっとハッキリした、「第2主題」として示されるし、「第7番」でも、その第2主題は、「もう1つの、アルマの主題」と称されることもある。

それらの方が、どれだけ豊かで多様であるか、私の関連ページで音を聴いて頂けるとすぐ分かるはずだ。
新妻に対する甘い感情はむしろ、それらの曲において著しく、この第5番の第4楽章は、番組内でも言っていたが、もっと精神的な、内面に深く入って行くような感じをもたらす曲と言った方が良いと思う。
だから「究極の精神安定剤」と探偵は判断したのであり、そうした位置づけは結構適切な、イイ線を行っている、と思った。

(この稿続く)

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