題名のない音楽会 2011年9月4日 つまらないパフォーマンス反対 !
富士山麓からのシェナ・ウィンドオーケストラによるコンサート第2弾。
曲は「ウィリアム・テル」の序曲、ど演歌エキスプレス、マンボNo5。
結論から言うと、つまらない内容だった。
シェナのメンバーがソロを取ろうとして指揮者の横で押し合いになったり、マンボNo5では聴衆に次々マイクを向けて「あぁぁーウ ! 」と叫ばしたり。
メンバーの寸劇は見たくないし、寸劇なしで順にソロを取って行って妙技を披露したらいい。実力のあるバンドなのだし、もっと「らしい」曲を採り上げた方がいい。
また、会場にいた観客はどう思ったか知れないし意外と楽しんだのかも知れないが、聴きに行っている聴衆を巻き込んで遊ぶのは、やめてもらいたい。
私は、聴衆を巻き込むコンサートは大嫌いだ。
何でカネを払ってまで、自分が参加させられねばならないのか。
あと2点。
- 「ウィリアム・テル」の序曲と会場で紹介されたが、あれは行進曲の部分だけである。本来この序曲は4部構成で、第4部が行進曲なのだが、そこだけが有名になってしまい、この日のように、その部分だけが演奏されることもある。しかし、全曲を聴いてこそ、価値が分かる曲でもあるのだ。
- 「マンボNo5」の「ウー」だが、会場で遊んだような、とってつけたものではない。音楽の流れを止めてまで入れるものではない。
つまり、「合いの手」の要素が強いものであり、「アー」などという「ため」を強調すべきものではない。
前者はトスカニーニ盤、そして後者はペレス・プラードの盤を挙げておきたい。
但し、ペレス・プラードは同じ曲を何度も録音していて、年代が経つほど、悪い意味で洗練されていってしまう。ここに上げた盤はほぼオリジナルに近いが、惜しいことにマンボNo5だけが新しい録音であり、「ウー」も、元々のものではない。他の曲に入っている「ウー」を参考にして頂ければ、私の言いたかったことが分かって頂けると思う。
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