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2011年5月13日 (金)

N響アワー 2011年5月1日 補足 パガニーニ・ラプソディ

N響アワー 2011年5月1日の記事で、書き忘れたことがあったので、補足として。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の演奏のあと、「時間がまだ少しあるので」と、同じラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲(パガニーニ・ラプソディ)」から、第16変奏から第18変奏までが流された。
まあ、この曲、抜粋であれば、この部分とすることに異議はない。

演奏は尾高忠明の指揮。ピアノは小山実稚恵。

この組み合わせによるパガニーニ・ラプソディは、N響アワーでかつても採り上げられたことがあり、既に聴いている。
しかし、どうにも頂けないのだ。

この曲は私の大好きな曲で、「題名のない音楽館」内の「パガニーニ・ラプソディ」にも書いた。
そこでも触れたし、このブログでも2009年4月1日の記事「ユジャ・ワン 『のだめ』の雰囲気・・・」を始め何度か書いているが、ユジャ・ワンがデュトアと共演したときの演奏が余りにも素晴しかったので、中々他の人の演奏で良いと思う機会が減ったのも確かだ。

今回の小山実稚恵の演奏とユジャ・ワンの演奏について、第17変奏と第18変奏の部分を何度も聴き比べたこともあったのだが、絶対にユジャ・ワンの方が優れていると確信もした。

番組内で、この中の第18変奏が、実はこれも歴とした変奏なのだ、という解説が欲しかった。協奏曲第2番の「埋め草」としての扱いとは言え、実はラフマニノフの凄さを表す好例なのだから。

ユジャ・ワンの、この曲のCDが発売されていることに、最近気が付いて入手した。
まあ期待通り・・・という処。しかし、率直に言って、N響でデュトアと演奏したときの方が、もっと良かった。CDはアバド指揮のマーラー室内管弦楽団。オケがまずいのか、アバドが下手なのか。それとも、ユジャ・ワンが乗り切れないでいたのか。

さて、この第18変奏は、クラシックをさほど聴かない人でも、聞いたことはあるはずの部分。前後の変奏に比べて余りにも違う雰囲気なので、変奏だと気付かないほどである。
しかし、歴とした変奏なのだと、私は独自に気がついた。このことは、上記の、ホームページの記事にも書いた通り。

ラフマニノフのスコアは、つい最近まで高価な輸入版しか手に入らなかったのだが、最近は比較的安価に国内版が手に入る。
ここに挙げたのは2011年3月に出されたばかり。
他の出版社では既に出ていたのかも知れないが、この全音楽譜版は、詳しい楽曲分析がついているのが嬉しい。曲の理解を深めるのに役立ちそうだ。

第18変奏が歴とした変奏であること、それを、素晴しいメロディーに仕立てたラフマニノフの凄さについても、私が上記の記事に書いたのと同趣旨の説明が為されている。

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