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2011年2月 3日 (木)

N響第1688回定期 2011年1月16日放送 アヴデーエワのショパン さらに続き

(前稿からの続き)

さて、ピアニストとしてある程度のキャリアを積んでいても、またコンクールで優勝したとしても、すぐに演奏家として売れて、それだけでメシを食えるようになるとは限らない。ポップス系のミュージシャンであればまだマーケットサイズが大きいので当たったときは大きいが、クラシック音楽となると遙かに小さなマーケットが対象である。

コンクールの優勝者に、N響との共演権が付与されたとの話が、これもN響アワーで紹介され、ナルホドと感心する一方、「共演権が与えられて嬉しい、そういうレベルのオーケストラにN響が成った」と深く感銘を受けた。デュトアとかアルゲリッチあたりの口添えもあったのか。

この話は、より正確に言うと、N響と、もう一つNYフィルとの共演権が「特別賞」として与えられたとのことだ。まあ、これはこれで、NYフィルとN響が並べられたわけで、日本のファンにとっては嬉しいことである。ショパンコンクールの優勝者の演奏に早く接することができるという点でも、随分得をした気分になれるというものだ。

この話は、ヤマハの会員向けの月刊誌「音遊人(みゅーじん)」2011年3月号に載っていて知った。アマゾンでも買えるようだが、最新号は無理なのかも知れない。一応、旧い号だがリンクを貼っておく。

この「音遊人」最新号で、アルゲリッチが審査員の一人だったこと、そしてアヴデーエワと話をしていたことも併せて確認できた。

そしてもう一つ感心したのは・・・ヤマハの雑誌だから当然PRも兼ねているので紹介されたわけだが・・・アヴデーエワを含む4人のファイナリストが、ヤマハを選んだということである。

このコンクールでは、何種類であるかは知らないが、ピアニストが好みのピアノを選ぶことができるようになっている由で、ヤマハもCFXという機種を出していた。
ところが、前回のコンクールでは30%の出場者がヤマハを選んだのに、今回は14%に留まった。惨敗である。

しかし、ヤマハを選んだ出場者が、次第に予選段階から頭角を現し始め、遂にはファイナリスト4名が全てヤマハという結果となった。

まだまだヤマハは、世界的には知られていないというわけだし、このコンクールによって大いに知名度を上げることとなったのである。このことは、共に喜びたいものだ。

しかし、N響との共演では、確かヤマハではなかったように見えた。ちゃんとセールスをかけたのだろうか。勿論いくら国策会社的な放送局に付属するオケとは言え、予算が無眼にあるわけではないから、セールスをかけてもNHKホールへのヤマハの導入は難しかったかも知れない。

しかし、何となく、セールスそのものを行っていなかったのではないか、という感じもする。そうした鷹揚な処があるのがこのヤマハという会社だと思っているのだ。楽器メーカーというのは気の長い商売だから。

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