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2011年1月13日 (木)

N響アワー 1993年4月17日 八長調はピアニストにとって嬉しくないらしい

この記事が投稿されるのは2011年1月13日である。タイトルのN響アワーの記事の日付は間違いではない。

地デジ化対策の一環としてBDレコーダを入手し、既存のDVDレコーダとの役割分担をすることにした。
BDレコーダの購入は予定より早くなったのだが、これは大河ドラマ「江」を是非とも放送画質で録りたかったためである。

「N響アワー」「題名のない音楽会」と、この「江」を今後BDレコーダで録ることにして、アナログ放送のものはDVDレコーダに録ることとした。
現在CATVだが、アンテナからの線を分配器で分けて対応した。

DVDレコーダには、以前からもう一つ役割があって、それは昔ビデオテープに録っていた音楽番組等を、DVDに焼き直すというものである。

保管場所が劣悪だったこともあって、保存していたビデオテープの多くにカビが生えてしまったのだ。一見して何ともないように見えるビデオテープでも、白い点のようなものが見えたら、それはカビである。正常に再生できないだけでなく、VTRデッキを壊してしまう怖れがある。従って、そうしたものは捨てるしかない。何とか無事なテープを残し、早急にDVDに焼くことにして既に何年にもなる。

今回の配線替えで、テープからのダビング専用にしていたDVDレコーダを、BDレコーダに次ぐ「準・メイン」の位置づけにしたので、HDDにコピーしただけで放置してあったものを見る機会が増えた。それで、チャプターを切るなどのため改めて手を入れる段階に進めることにしたのである。尚、DVDレコーダはもう1台あり、従来はこれがメインだった。そのDVDレコーダは、別室のテレビ用となった。

こうしてHDDにコピーしただけのものを見ていたとき、上記の1993年4月17日のN響アワーの中で、当時司会をしていた中村紘子が、大変気になる発言をしたので、是非とも書いておこうと思ったのだ。

この日のテーマは「偉大なるハ長調」ということで、モーツァルトの41番などが演奏されたのだが、中村紘子曰く、
「ピアニストにとって、八長調というのは、実は余り嬉しい調ではない。人の手は、5本の指の長さが違っていて、ハ長調だと、黒鍵に触れないように指を縮めて弾かないといけない。ショパンも、『ピアノの練習を始めるなら、ニ長調から始めるべきである。ニ長調なら、一番長い中指が、黒鍵に自然に触れるように手を置くことができるから』と言っている」

これは、2010年11月10日付で「ミニ書評館」で採り上げた「運命はなぜハ短調で扉を叩くのか」で吉松隆が言及していたことと同じである。即ち、ピアニストにとってハ長調は決して弾きやすい調ではなく、むしろ黒鍵の多い調の方が弾きやすいということであり、それはむしろ常識というレベルのものなのだということである。

吉松隆の同著は色々と欠点がありお薦め度は満点にしなかったが、中村紘子の言により、改めて好著だと認識したわけだ。

ただ、そうすると次の疑問が残る。

一つ目は、ピアノの初心者向けのレッスンなどの番組で、基本的に八長調から始めているのは間違いではないのか。以前2010年10月25日付の記事「仲道郁代の 初心者にも弾けるショパン」で採り上げた、仲道郁代のレッスンもそうだった。私はそもそも、何でも八長調に移調して練習するのは誤りだと思っているし、この番組の最大の難点でもあると書いた。

二つ目は、吉松隆の書を改めてジックリ読んだら書いてあったたかも知れないのだが(確か書いていなかったと思うが)、そもそも、何で鍵盤楽器が八長調を基本とし、金管楽器などは変ロ長調が基本なのか、と言う点である。弦楽器はニ長調が基本だ。何でこれだけバラバラなのか。これは改めて別の機会に考えてみたいと思う。

今後も、以前ビデオテープに録ってあった音楽放送から、気になるネタが見つかったら採り上げてゆくつもりである。

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