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2010年11月19日 (金)

題名のない音楽会 2010年11月19日

今年2010年はマーラー生誕150年ということで、「N響アワー」では毎月交響曲を1曲ずつ取上げているが、「題名のない音楽会」では取上げずにいた。ようやく今回(11月19日)になって、マーラーをテーマにした内容となった。

当然年内には1曲しか取上げられない。どの曲にするかと思ったら、やはり5番だった。

私は、ホームページ「題名のない音楽館」に「マーラーの交響曲」を書いたとき、「5番を代表作とするのは疑問。もっと優れた作品がある」という主旨のことを述べていて、「やはり5番なのか」と少々ウンザリしたのだが、内容はかなり良かった。

この番組で作曲家論をやるときは、作曲家の青島広志を呼んできて、取上げる作曲家の変装をさせてコミカルに紹介することが多いのだが、今回のゲストは同じ作曲家でも千住明。そしてオーボエ奏者で最近は指揮活動に注力している宮本文昭を加えて、5番に込められた作曲上の技巧だけでなく、演奏者側からの見方・・・ここは難しい、ここは出るまでイライラして待っている、など・・・についても説明され、その説明に該当する部分を実際にオケで鳴らして見せるというものだった。

青島広志が、取上げる作曲家の変装をしてコント風に紹介するという方式は、余り頂けないと思っているし、内容も少し核心を外した処があったりしたのだが、千住明なら、色々なテレビ番組の音楽を作曲しているから、よく耳にしている。
つい最近も、TBS開局60周年記念として11月3日から7日まで5夜連続放送されたドラマ「99年の愛」の音楽を担当していて、センスの良さに感じ入ったばかりである。
この日の説明も的確だった。

青島広志が作曲家としてどれほど大きな仕事をしているのかは全く知らないのだが、私は、彼がNHK芸術劇場だったかに登場したときに取上げたことによって「のだめカンタービレ」を知ったので、恩義(?)を感じている。コント風に登場させるのは本人の意志なのかどうか。作曲家には作曲家としての視点があるはずで、その立場から紹介させるべきだ。

で、5番の第5楽章の後半部を最後に演奏したのだが、中々のもの。私がベスト盤と思っているバーンスタイン=NYフィル盤の面影を僅かだが見たようにも思った(サスガ一番? 弟子 !)。

オケは兵庫県立芸術文化センター管弦楽団。佐渡が育て、佐渡の手兵たるオケである。このオケは何度か聴きに行っているて、若手を育成するという目的もあるオケで、良く言うと若々しい音で、悪く言うと深みのない音を出すが、水準は決して悪くないと思っている。
このオケによるマーラーは聴いたことがない。この日の演奏を聴いて、マーラーを佐渡が振る機会があれば、曲にもよるが、聴きに行ってもいいか・・・などとも思った。

第5楽章で、第4楽章の旋律が引用されている、という説明があったのだが、私は気がつかないでいた。余り好きとは言えない曲だからかも知れない。それでも、この点を含めて何点か、新しい知見を得ることができたのは収穫だった。

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