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2010年9月15日 (水)

「毒」のないマーラーなんて

今年2010年はマーラー生誕150年ということで、あちこちでマーラーの演奏が行われているようだ。N響アワーでも毎月1回、交響曲を1曲ずつ抜粋で採り上げている。

しかし、ここまでの演奏を聴く限り、どうにも違和感が残って仕方がない。とくにブロムシュテットによる「9番」は最悪だった。菜食主義者で敬虔なクリスチャンだという彼のクソマジメな性格には合わないのではないか。

一言でいうと、「健康的」に過ぎるのだ。マーラーの曲には「毒」がある。「毒」のないマーラーなんて、マーラーではない。

こんな思いが募って、「毒」と、私がそれぞれの曲にどう接してきたかを軸として、交響曲全曲について書くこととなってしまった。本館の「題名のない音楽館」の更新に時間を取られるきっかけとなったのは、その要因が大きい。そして、過去の全てのページの見直しへと進んでいくこととなったのである。

繰り返すが、「毒」のないマーラー演奏なんて、マーラーではない。

マーラーの記事はこちら

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