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2009年10月24日 (土)

カルメンの愛した男は誰? 続々

(前稿から続く)

この稿をご覧になる方で「カルメン」のストーリーをご存じない方はおられないとは思うが、念のために大雑把にストーリーを書くと、こうなる。

騎兵隊の伍長ドン・ホセには故郷で婚約していたミカエラという女性がいた。しかし、ある日、タバコ工場で働くカルメンと出会い、誘惑に負けてカルメンに心惹かれるようになる。暴力騒ぎを起こして捕らえられたカルメンを、彼女の言うがままに逃がせてやる。罪に問われて禁固刑となったホセは、カルメンの待つ酒場に行き再会を果たす。帰営の時刻となるが、ここでもカルメンの誘惑に負けて、帰営の時刻を過ぎてしまうだけでなく、上長と決闘騒ぎを起こして軍に帰れなくなり、カルメンの属していた盗賊団に加わってしまう。

しかし、カルメンはまもなく、闘牛士エスカミーリオに心を寄せるようになり、ホセを棄てる。怒りと嫉妬に燃えたホセは、闘牛場の前で、エスカミーリオに遭いに行こうとしていたカルメンに復縁を迫り、遂に殺害していまう。

もっと簡単に言うと、情熱的で奔放なカルメンという女性が、1人の兵隊を誘惑して恋仲となるが、やがて闘牛士の方に心を寄せるようになり、兵隊に殺されてしまう、という話である。

さて、ハバネラについて「ここは女の人が男の人をからかっている」という当時の先生の言葉に、何のことか分からなかったがもやっとした恥ずかしさを感じた小学生の頃、「カルメン」を組曲形式にしたレコードは聴いていたが、抜粋盤であって全体のストーリーは分かっていなかった。「ハバネラ」も入っていないものだったし。

テレビなどで「ハバネラ」も聴けるようになったあとだと思うが。最初におおまかなストーリーが分かってくると、「こんな女は大嫌い」だと思った。当時購読していた音楽雑誌でも、ある評論家が、「『カルメン』はキライだ。だって、あの女がキライだから」と言っていたので、そのときの思いを共有できた。中学生の頃だった。

要するに、「カルメンというのは、何ちゅうひどい女だ!」という思いである。

(この稿さらに続く)

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