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2009年5月 1日 (金)

ユジャ・ワンのデビューCD買いました

ショパンのソナタ2番とリストのソナタを両端に置き、間にリゲティ-スクリャビン-リゲティを配置した内容。異色の配置だと思うし、ショパンねリストも格別好きな曲ではないため、ちょっと買うのに迷いを生じたが、ユジャ・ワンのファンとなったと自称している以上、やはり買うことにした。

買ってよかった。この選曲と曲順はユジャ・ワンの考えに基づくのだそうだ。解説に英文で書いてあることを私なりに意訳・曲解して書くと、ロマン派の重ための2曲の間にやや前衛的なリゲティと、リゲティよりf穏健なスクリャビンを配置することにより、1枚を聴き通すときの流れを良くしたとのこと。確かに、1枚を聴き通すのに余り疲れを感じることはなかった。

ショパンの2番の第4楽章は、とりとめのない、前衛的と言っていい音楽だが、リゲティに続くことによって一層それが強調される。第3楽章の葬送行進曲の深い響きも素晴しい。

そしてリスト! アメリカでリストを取り上げたときの評の抜粋が解説書に載っているが、その言葉を借りると、「10本の指から、スペクトラム上の全ての色合いを奏で出している。」
私にとってこの曲は、いくつかの主題が、形を変えながらではあるが何度も何度も繰り返し出てくるのが少々鬱陶しいし、いつになったら終わるのかが見えづらくて余り好きではないのだが、ユジャ・ワンの手にかかるとその繰り返しについて、次々と異なる色彩感とテンポで(ある部分では殆ど止まっていまいそうな処も・・・)登場してゆくので、決して単調にならない。この曲を割と楽んで聴けたのは珍しい。これは繰り返して聴くことによって好きになれる曲かも知れないと感じさせてくれた。

今後どんなペースで、どんな曲がリリースされてゆくのか楽しみだ。

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