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2009年4月 8日 (水)

「希望音楽会」なんて番組、知らないよねえ

2009年3月8日のN今日アワーで、パガニーニ・ラプソディを紹介するとき、どこかで必ず聴いたことのあるはずの曲、みたいな案内のあと、池辺さんが「昔、希望音楽会という番組で、この曲がテーマとして使われていた」といったことに言及していた。池辺さんの話に的確に反応することで高く評価している(何しろ、前任者の若槻麻由美と大河内奈々子がお粗末すぎたので・・・いや、女優としては好きなのですが)岩槻アナだが、この発言には全然反応しなかった。全然反応しなかったことによって、「世代」を感じてしまった。少し悲しい。

ラジオがAMしかなかった頃、このパガニーニ・ラプソディの第18変奏をテーマ曲にしていた音楽番組があった。それが「希望音楽会」である。
私が、その番組の内容は全く覚えていないがテーマ音楽だけは耳に残っていて、だいぶあとになってから、それがラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲(パガニーニ・ラプソディ)」の一部、第18変奏である、ということを知り、その変奏曲から段々曲全体に親しむようになって、大好きな曲となっていった経緯については、下記の私のホームページをご覧頂けるとありがたいです。

池辺さんのアシスタントについては「続・音楽番組の貧困について」 http://homepage3.nifty.com/tkoikawa/music/banguminitsuite/bangumihinkontszuki.htm
パガニーニ・ラプソディに関する、私との関わりを軸にした評論はhttp://homepage3.nifty.com/tkoikawa/music/opus/paganinirhaps.htm

しかし、ちょっと気になった点がある。

このN響アワーという番組が、どういう年齢層やどういうクラシック歴の層を視聴ターゲットにしているのか未だによく分からないのだが、もしこのときの放送で曲名をちゃんとメモしないで、またウェブで調べる習慣もなくて「希望音楽会のテーマはあれだったのか」とだけ記憶し、購入を決意し、そのままCDショップに行って「希望音楽会のテーマの曲、ありますか?」と言ってスンナリ通じる店員がどれだけ居るだろうか、ということである。
私もそうあちこちのCDショップに行っているわけではないが、少なくとも大阪/奈良間では、かなり望み薄なのではないか。

奈良に住んで30年近くになるが、その間、大阪/奈良間では、CDを扱うショップがどんどん減り、扱っていてもクラシックCDの売り場がどんどん減り、なおかつクラシックCDについて、お客の相談(問いかけ)にマトモに応えられない店員が増えてきたのを見てきているからだ。
「希望音楽会の云々」は何しろ古い番組だから仕方ないにしても、「パガニーニ・ラプソディ」とか「パガニーニの主題による狂詩曲」と言っても通じるかどうか。クラシックコーナーに専門の店員がついていることも少ないでしょうからね。

クラシックに限定されることではなく音楽全般に言えることだが、ある人にとって、ある曲が、これまでに歩んできた人生の中の1コマまたは、全体像を形づくるために必要な残りの1ピースとなっていることがある。その曲と或る機会に再会することができると、その曲がもたらしてくれる感動は、その曲自体が持つ力に加え、人生の1コマを回想させてくれ、または欠けていた1つのピースが埋まり全体が完成した、という喜びが加わり、貴重でかけがえのない経験となるからである。

N響アワーで「希望音楽会」のことばで「ああ、そうだったのか」とCDショップに向かった人が、少しでも多く「パガニーニ・ラプソディ」のCDにたどりつくことができて、かけがえのない経験につなげることができるようになって欲しいものだ。

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