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2009年4月 7日 (火)

N響アワーでユジャ・ワンと上原彩子が「競演」

2008年の終わり頃、BS2でN響定期の録画を放送していることを知ってときどき視聴するようになった。このページを発信している奈良というのは、N響など滅多に来ない土地柄なので、随分ありがたい放送だ。受信料と僅かな電気代を別とすればタダだから、カネを払って「ハズレ」だったときに悔しい思いをすることもない。

で、視聴し始めてすぐに大いなる収穫だったのが2009年1月23日放送の第1636回定期(2008年12月17日公演。デュトア指揮。サントリーホール)におけるユジャ・ワンの「パガニーニ・ラプソディ」と、2月20日放送の第1639回定期(2009年1月21日公演。キタエンコ指揮。サントリーホール)での上原彩子の「プロコP協3番」だった。コンサート全部をDVDで保存したのに加え、この2人の演奏だけを別にしたものもそれぞれ作成した。パカ゜ニーニ・ラプソディでチャプターを切るのは難しいが、もちろん第18変奏の前後だけは切った。

そんな作業をしているうちに2009年3月8日のN響アワーで、この2人のこの演奏を並べて放送した。

実は、前の週3月1日の予告で、8日のテーマが「アメリカで輝いたロシアのピアニズム」だったので、この2曲が放送されることは充分予想していたし、演奏者もこの2人だろうとも予想していたので、予想が的中したのは嬉しかったのだが、N響アワーで取り上げられる前に既に両方とも何度も聴いていたから、「今さら、ねえ」と思ったのも事実である。

けど、聴いてみて良かった。この2人がN響アワーの時間に「競演」したような形になり、聴き比べすることができたからだ。
で、率直に言って、上原彩子の方がスゴイのかも知れないと思った。2曲の中で「ロシアのピアニズム」というタイトルによりふさわしいのはプロコの方かも知れないし、それを大きな音楽にまとめあげてゆく力も、テクニック以上のものがある。

曲の作り方やメロディアスな面でゆくと、チャイコフスキーの正統な?後継者はラフマニノフなのだろう。ピアノの技巧も、プロコと比べてどちがより難しいのかよく知らないが、手の動きを見ている限りプロコの方がより高度なものを求めているように見える。ラフマニノフだって、充分に難しいはずですけどね。

ユジャ・ワンがプロコのP協3番をやり、上原彩子がパカ゜ニーニラプソディをやったら、それぞれどんな演奏になるのだろうか。機会があれば聴いてみたいものだ。その結果、「やはりユジャ・ワンの方がスゴイ」ということになるかも知れない。

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