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2014年4月13日 (日)

筆記具放浪記(5) ボールペン編 続々

(前稿からの続き)

プレゼントで貰ったまま殆ど使うことなく放置していた、20年~30年前のクロスのボールペンがちゃんと動いたことに驚き、無くすことを恐れることもあって現行品を買ったら、写真以上に美しく、殆ど感動の域に達した。
で、嫁さんに譲ったものの、自分でももう1本また欲しくなり、2本目を買ったのだが、あのときの感動に近いものは何だったのか、実にガッカリさせられることとなったのである。

書いていて、何か微妙に違和感を覚えた。
微妙なのだが、僅かとは言えないカタツキを感じたのだ。

よくよく見たり聴いたりすると、本体軸の上部と下部のはめ合わせが微妙にズレている。
上部と下部がキッチリ行かねばならない部分が、ズレて、微妙にすき間があく結果となっているのである。
以前貰っていたものでは全く感じることはなかった。

改めて、拡大鏡を使ってジックリ調べたら、何と! プレゼントされたものには「Made in USA」の刻印があった。
それに反して、新しく買ったものには、生産地の表示はない。

「クロス、お前もか!」だ。

生産地を中国だかどこだか知らないが、いつのまにか変えていたのだ。変えた先が日本だったら、こんな工作精度は、まず許さないはずだ。こんな工作精度を許すのは、だいたいどこだか想像がつくというもの。
逆に言うと、20年~30年前だと、こんなボールペンのような商品にも、メイドインアメリカというものが息づいていたのだということを知った。

ついでに、2階用、1階用、外出用を別々に揃えたくなっていたこともあって、同じ「メダリスト」をさらに1本、そしてクロームタイプの通常商品をも合わせて求めた。

結果は、それぞれ1本ずつ、カタツキの程度が違うということが分かった。
これこそ、工作精度の悪いことを物語ることに他ならない。

こんなこと、海外生産であっても、国内メーカーならまず許さない。

というわけで、大いにガッカリさせられたのだ。

処が、軸の太いタイプは全くそんなことはない。
軸の太さでゴマカシが効くのか、カタツキが発生しにくい構造なのか。

また、さらにもう少しいいものも持ちたくなって、これを買ってみたのだが、同様に、カタツキはない。

処が、この「タウンゼント」。買って使ってはみたものの、価格相応の満足感は、得ることがなかった。
先にも紹介した、「アバンチュラ」で十分だろう。これによって、クロスの良さは十分分かるし、見た目もそう悪くない。
また、結果的には、パーカーのこれでもいいということになる。

処で、こうしてボールペン類をあれこれ物色していると、シェーファーの安い商品が見つかったので、早速手許に。

これ、意外と良かった。
軸が軽すぎて、持ったときの悦びは余りないが、ノックしたときの音も悪くないし、他人の前で使うとき、シェーファーのボールペンということで意外性があるだろう。

パーカーの、先に紹介したIMタイプと共に、普段使い用として定着しそうである。

で、何よりも、ここまで書いてきて強調したいことは、インクの乾きなど色々と面倒なことがあり、なるべく毎日何かを書くことによってメンテせねばならないという手間も必要。しかし、一度海外メーカーのものを使い始めたら、再び国内メーカーのもものには戻れないということである。

こうした筆記具には、実用性だけではない、何かがあるのだ。

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