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2013年4月16日 (火)

絶滅したLDをDVD化する(6)

(前稿から続く)

さて、4月12日付けの記事で、シャープとパイオニアの協業のことについて触れ、殆ど何の成果も出さなかったこと、関連してレーザーディスクプレーヤーというものを、もっと生き残らせる方法を考え出すことも、そうしたことを検討する中に含めることができたはずだと書いた。

ただ、パイオニアの筆頭株主であるシャープ自体が大変な経営状況に陥った今、株式を手放すという選択肢もあり得るか・・・とも書いた。
私の見立てが正しかったことは、すぐに証明された。記事の2日後の、4月14日、この日付けの毎日新聞朝刊で、シャープが、保有しているパイオニアの3000万株を売却する手続きに入っている旨が報じられたのである。

しかし、これで本当にいいのだろうか。

少しでも身軽になろうという気持ちは、分からないではない。また、現金調達も、報道に接する限りは喫緊の課題なのだろう。しかし、その余り、何でもかんでも売り払い、必要なものとか、後から大きなメシのネタになるかも知れないものまで売り払ってはいないか。

銀行団に意向も無視できないのだろう。

しかし、銀行団もシャープも、よ~く よ~く 考えて欲しい。
シャープというメーカー。どうして存在し続けることができたのか。
自動車と比べると単価が遙かに安く、従って利益も遙かに少ない家電業界にあって、松下だけが存続したのだとしても不思議ではない状況にあって、なぜシャープが存続し続けてこれたのか。なぜ、ユーザーに指示され、販売店も取り扱ってきたのか。

液晶テレビがあったから、では勿論ない。液晶テレビを永年手がけ、その市場を開拓してきたからではない。永くやっているから技術力が優位にある・・・というわけでもない。
それらは結果に過ぎない。液晶で大きくなった要素はあるが、あくまで結果としての話である。

シャープって、何だか分からないが「おもろい製品」を次々と出すメーカー、ってことで存続し続け得たのではないのか。色々な分野で、色々と新しい提案を盛り込んだ新製品、新しい技術を惜しげもなく注ぎ込んだ新製品・・・それがあってのシャープだったはずだ。
もともと白黒テレビが国内初。家庭用電子レンジが国内初。
水蒸気で調理するオーブン。プラズマイオン発生器。
そうそう、忘れてはいけない。液晶画面で、撮りながらモニターできるビデオカメラや、電子手帳の「ザウルス」なんてのもあった。

その「芽」となり得るかも知れない部分まで切り売りして、先の展望をなくしてはいないか。

現金が調達できたと言っても、あくまでも借金だ。何れは返さねばならない。資産の売り食いで当場は凌げたとしても、その先は?

・・・というわけで、掲題のテーマから少し脱線してしまった。
次回は、本題に戻ることにしたい。

(この稿さらに続く)

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