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2013年4月11日 (木)

絶滅したLDをDVD化する(3)

(前稿からの続き)

手持ちのLDプレーヤーの動作がアヤシくなっていたので、念のため予備として1台入手したが、動かし始めた途端に死んでしまった、と書いた。そして、改めてもう1台入手したが、性能がイマイチで、そもそもS端子のついていないものだった、とも書いた。何れもパイオニア製である。

  1. 1台目は、従来から持っていたもの。CLD-770。完動品だが、やや動作がアヤシく、DVD化する最後まで動いてくれるかどうか、不安があった。
  2. 2台目。CLD-303。オークションで落札。動作確認し、出品者に送金した直後に故障。
  3. 3台目。ネット内の中古ショップで購入。CLD-Z1。完動品だがS端子がなく、画質がやや落ちる。(先の2台にはS端子あり)

そして、3台を次々と見比べているうちに、LDの画質ってこんな程度だったのか、と改めて驚いたわけだ。当時はこの程度で満足し、これ以上のものが出てくるとは思いもよらなかった。

しかも、録画機能なんてのは当然ないわけで、DVDで言えば、「DVDレコーダ」ではなく、単なる「DVDプレーヤー」といった処だ。それにしては、LDプレーヤーの図体のデカイこと、デカイこと。

これは当然、ハードにおける技術的な進歩もあるが、ソフト自体の大きさに大きく関係するのだろう。LDは30cmメディアだ。レコード盤と同じだ。「絵の出るレコード」みたいな宣伝文句を見かけた記憶もある。

LDプレーヤーの市場を開拓し普及させたのがパイオニアであり、単なるオーディオメーカーから新しい分野に乗り出して、(当時は)成功例として持て囃されたものだ。ソニーが追随したが、松下を中心とした企業群は、それを良しとせず、「VHD」なる規格のディスクを世に出して対抗。しかし、数年だったあえなく完敗。
映像も音も楽しめる機械及びソフトとしては、LDが独壇場となったのである。

そして、DVD化を進めながら改めて思ったのだが、これほど手に持って豊かさを感じさせてくれるソフトはなかった。「財貨感」がある、などと言ったりしたものだ。
価格も、市販されているソフトとしては高価な方で、1セット1万円以上するものがザラだった。安サラリーマンとしては、1セットずつ買って行くにしても、かなり勇気と決断が要るものだったのだ。

それが、もう絶滅している、なんてねえ。市場を創り出し普及させたメーカーの責任というものは、どうなっているのだろうか。余りにメーカーの身勝手ではないか。どうして細々でもいいからプレーヤーの生産を続けないのか。

(この稿さらに続く)

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