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2011年5月 4日 (水)

阪急電車 (5)

(前稿からの続き)

もともと、西宮北口駅に今津線と神戸線の直角平面交差があったのは、今津線の建設当時の土木技術が未熟だったためか、または予算の関係で見送ったと思われるわけだが、神戸線のホーム延伸によって今津線が南北に分断されることとなった。
そのとき、少なくとも最初の頃は、今津線を高架化して神戸線をまたぐ構造にすると表明していたような記憶がある。

昨年2010年は行く機会がなかったが、一昨年の2009年、阪神大震災の後に西宮北口駅のそばにできた兵庫県立芸術文化センターに、コンサートを聴きに何度か通ったことがあり、そのとき、久しぶりに今津線(南線)と西宮北口駅を利用した。
まだ工事が続いていて、駅の構造自体も高架化されていること、そして神戸線の線路とホームは地平のままであることを知った。

しかし、今津南線は、既に今津駅から次の阪神国道駅までが高架化され、阪神国道駅から次の西宮北口駅までが高架化工事の途中であった。
こんな光景を見ると、「ひょっとして、やはり南北を高架で直結するつもりなのか?」と思いたくもなるものだ。

そこで、本稿を書くために、コンサートに行く機会はないため、最近の状況をネット等で調べたら、何と!南線は高架化が完了して駅の2階にホームも設置されたのに、北線は、地平のままなのである。
それでもまだ、北線を高架化させて南線と直結する方針は残っているのかも知れないが、北線で2つ宝塚よりの「甲東園」の近くには山陽新幹線の高架があり、そこをどう通すかという課題があり、中々難しいのかも知れない。しかし、間に1駅あるのだから、新幹線の上をさらに高架で超えること自体、技術的には何とかなるのではないか。費用のことを考えると、とてもそんなことに投資はできないと言うことなのだろうか。

このまま今津線が南北に分断されたままとなるのは、何とも残念なことである。

残念と言えば、今津線(南線)には、もう1点、残念でならないことがある。

阪神の今津駅も、阪急の今津駅も、現在は何れも高架化されたのだが、少し離れた処に位置しているのである。歩く処には屋根があって繋がっているので、雨などの心配はないのだが、少し離れているので、乗り換えは面倒だ。

しかし、かつて阪神と阪急の今津駅は、何れも地平にあり、寄りそうように設置されていた。
南に向かって進んできた今津線が、阪神の今津駅の寸前、直角に近い角度で東に向きを変え、阪神の今津駅のすぐ北側に設置されたホームに到着していた。
そのホームは、薄い板1枚だけ隔てて、阪神電車の大阪方面行きのホームに繋がっていた。
いや、正確に言うと、1つのプラットホームを横方向に1枚の板で分割し、北側を今津線、南側を阪神の大阪方面行きが使うという形だったのである。

どちらも地平にあった当時、もともと阪急と阪神はライバル意識が強いこともあってか、乗り換えには一度改札を出る必要があった。

しかし、ライバル意識があったのに、なぜか、今津線の線路の先が、明らかに阪神電車の大阪方面行きの線路に繋がっていた跡があったのである。

(この稿さらに続く)

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