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2011年3月

2011年3月12日 (土)

東北・関東大地震のため休載

本日の記事を書こうと、パソコンの前に座って、材料を手元に置いたときである。
何かユラユラと気味の悪い横揺れを感じた。
いやだな、椅子に座っていてめまいを起こす年齢になったか・・・と一瞬思ったが、どうも違う。

ひょっとして地震? と思い直し、テレビを見たら、とんでもないことになっている。

このブログの発信地は奈良なのだが、奈良の震度など表示されるような状況ではない。

東北と東京には、親戚知人が多数居るのだが、安否の確認はできない。

落ち着いて記事を書くような気分にはなれないので、少なくとも一両日は休載とします。

2011年3月 4日 (金)

澗(かん)なんて単位 分かるのだろうか さらに続き

(前稿からの続き)

2011年2月28日付の記事で、IPアドレスの枯渇問題に関連して目にすることとなった「澗(かん)」という単位をめぐり、

  • 一万を超えるごとに「マン、オク、チョウ、ケイ、ガイ、ジョ、ジョウ、コウ、カン」と単位の名称が変ってゆくので、10の36乗のことであること
  • また日本式と言うべき「4桁区切りでコンマを付ける」方式の方が単位が変るごとにコンマを振るのだから適切と思われること

などを示した。
また、併せて、

  • これは万進方式と言うが、かつては万万進方式も用いられた。
  • しかし誤解を招くといけないので、現在では万進方式に統一された。
  • ただ、あくまでもこれは日本国内に限定した話である。同じ単位を使う中国など、日本とは異なる単位の進み方をする。
  • こうした大きな数値の単位の付け方に食い違いがあるのは、日本と中国の関係にだけ見られるわけではない。

と書いた。
それは、アメリカとイギリスで見られた現象である。「見られた」と過去形にしたのは、最近は違うためである。

私が中学で初めて英語を勉強することとなった頃、英語と言えばイギリス英語が主流で、発音や単語も、主としてイギリス式で習った。これは恐らく先生方が、イギリス式で英語を学ばれたためもあるだろう。

そもそも、満州事変から日中戦争へ、そして太平洋戦争へと日本が国際的に孤立してゆく前は、アメリカともそれなりに仲良くやってはいたが、イギリスに対して、より親近感があったはずである。日本が近代国家に脱皮してゆく際のモデルとして、アメリカよりもイギリスの方が、立憲君主制という形態から、より参考になったはずである。後に「帝国」として、ドイツを見習うようになってしまい、ヒドイ目に遭うわけだが・・・。

夏目漱石に例を見るように、英語の勉強をするには、英国に留学して学ぶのが王道であった。日本に教師として招いたのも、英国人が多かったし、鉄道などのインフラ整備においても、英国人技術者の力を仰いで設計から工事まで行われた。
鉄道の建設に英国人が関わったことによって、日本の鉄道が「植民地規格」とも言うべき、軌間1067ミリという、世界的には「狭軌」とされる規格で建設され、あとあと(現在に至るまで)苦しむことともなった。

そんな流れの中にあって、日英同盟が結ばれ、英国から軍艦も購入し、その、英国製である「三笠」を旗艦として日露戦争の日本海海戦に勝利した。

アメリカ式英語(以下、「米語」と書く)が主流になってゆくのは、太平洋戦争後に日本がアメリカに占領され、テレビでアメリカのホームドラマを見たり、ハリウッドの映画が次々配給されたりして、アメリカの文化が日本に強く影響することとなったためである。

で、習い始めた英語の時間で、大きな数の単位の話になったとき、

  • 1 million は百万
  • million の上は 1 million millions が  1 billion で、日本の読み方で 1兆
  • しかし、アメリカでは 1 billion は 1 thousand million のことを言い、日本の読み方で10億となる

と教わったものである。
これは実にアタマが混乱した。million の上は trillion だとも習ったが、同じように英語と米語の違いがあり、ますます混乱した。この稿も、ここまで、辞書等を調べながらでないと書けなかった。

さて、最近は違う、というのは、学校で習うのが英語というより殆ど米語となったので2通りの呼び方を覚える必要がなくなったことと、何よりも上記の、大きな数字の読み方は、英語が米語に合せた単位を採るようになったという点である。
以前の英語が日本での万万進に近いとすれば、米語は万進ということになる。そして、最近は万進的な読み方に統一されていったというのも、必要があったためだろう。

よく似た問題が、洋の東西を問わず存在するものだ。

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